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POISON 〜プワゾン…毒
第3章 アリサでいる事
高校生になりアルバイトを探していた。
卒業まで施設にいられるが、渡される小遣いは少なかった。
友達は皆スマホを持っているのに私は無いのが、辛かった。施設からの紹介のアルバイトはあったが、大変な割に時給が少なかった。
その日、私は中学生のキララと出掛けていた。
彼女は継母が同居を拒んだ為にずっと施設暮らしになっていて、もう親との同居は諦め自分で生きていく決心をしていた。
キララは私の妹のように私を慕ってくれていた。
「アリサちゃん…あのね…後ろから変な人が付いてくる…」
後ろを振り返ると、スーツを着た男の人が立ち止まった。
「気持ち悪いわね。急ごう。」
早足で電車に乗った。
そして電車を降りると先ほどの男性が近付いてきた。
「な…なんですか?」
勇気を出して尋ねると
「私はこういうものです。」
名刺を渡され、見てみるとモデル事務所の人だった。
「あなたと少し話したいのですが、時間はありますか?」
私に向かって男性は言った。
「アリサちゃん、騙されたら駄目よ。確かにアリサちゃんは背が高いし美人だけど…モデルにしてやると言われてお金を取られたり、AVに出されたりしちゃったりって事もあるから。」
キララは疑い深く、私に言った。
「突然で、怪しまれるかもしれませんが…保護者の方にも会って話を…」
私は、お金を稼ぐチャンスだと思い、とりあえず施設長と話して貰おうと思った。
お金が欲しかったし、自由も欲しかった。
そして、我慢ばかりしている施設の子達に少しでも欲しい物を買ってあげたいと思ったからだ。
卒業まで施設にいられるが、渡される小遣いは少なかった。
友達は皆スマホを持っているのに私は無いのが、辛かった。施設からの紹介のアルバイトはあったが、大変な割に時給が少なかった。
その日、私は中学生のキララと出掛けていた。
彼女は継母が同居を拒んだ為にずっと施設暮らしになっていて、もう親との同居は諦め自分で生きていく決心をしていた。
キララは私の妹のように私を慕ってくれていた。
「アリサちゃん…あのね…後ろから変な人が付いてくる…」
後ろを振り返ると、スーツを着た男の人が立ち止まった。
「気持ち悪いわね。急ごう。」
早足で電車に乗った。
そして電車を降りると先ほどの男性が近付いてきた。
「な…なんですか?」
勇気を出して尋ねると
「私はこういうものです。」
名刺を渡され、見てみるとモデル事務所の人だった。
「あなたと少し話したいのですが、時間はありますか?」
私に向かって男性は言った。
「アリサちゃん、騙されたら駄目よ。確かにアリサちゃんは背が高いし美人だけど…モデルにしてやると言われてお金を取られたり、AVに出されたりしちゃったりって事もあるから。」
キララは疑い深く、私に言った。
「突然で、怪しまれるかもしれませんが…保護者の方にも会って話を…」
私は、お金を稼ぐチャンスだと思い、とりあえず施設長と話して貰おうと思った。
お金が欲しかったし、自由も欲しかった。
そして、我慢ばかりしている施設の子達に少しでも欲しい物を買ってあげたいと思ったからだ。