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POISON 〜プワゾン…毒
第3章 アリサでいる事
私は毎日多忙だった。
進学校でもあるため、授業はかなり進んでいて、周りは受験で頭がいっぱいの子たちばかりだった。
私はクラスから少し浮いていたが、友達は私と話すと息抜きになると言ってくれ、仲良くしてくれていた。
友達は私に親がいない事も施設にいる事も知っていたが、意地悪をされる事もなく、反対によく気遣ってくれた。
私のお弁当にも興味を示して、みんな私を羨ましがった。
勉強勉強であまり運動もしていなく、ストレスで食に走ったりしてしまいがちな受験生には、私が持ってきたお弁当は魅力的だったようで、レシピを知りたがっていた。
「ご馳走様でした。とても美味しくいただきました。で…お忙しいでしょうけど、もし良かったらレシピなんて、教えて貰えないでしょうか?ダメでも全然いいんです。ただ友達が…あの…受験生で…ダイエットしたいけどなかなか出来ないみたいで…」
私は厨房に行き案内係の人に言った。
「頼んでみます。」
と、営業的な笑顔で言われ、私も作り笑顔で
「お願いします。」
と、答えた。
仕事って大変ね…
私は急いで部屋に戻り着替えた。
そしてスマホを出して神崎さんに
《今から、レッスン。行ってきます。》と打つと《気をつけて。頑張れ!》と返事が来た。
なんだかとても嬉しくて、やる気が沸いて来たのだった。
進学校でもあるため、授業はかなり進んでいて、周りは受験で頭がいっぱいの子たちばかりだった。
私はクラスから少し浮いていたが、友達は私と話すと息抜きになると言ってくれ、仲良くしてくれていた。
友達は私に親がいない事も施設にいる事も知っていたが、意地悪をされる事もなく、反対によく気遣ってくれた。
私のお弁当にも興味を示して、みんな私を羨ましがった。
勉強勉強であまり運動もしていなく、ストレスで食に走ったりしてしまいがちな受験生には、私が持ってきたお弁当は魅力的だったようで、レシピを知りたがっていた。
「ご馳走様でした。とても美味しくいただきました。で…お忙しいでしょうけど、もし良かったらレシピなんて、教えて貰えないでしょうか?ダメでも全然いいんです。ただ友達が…あの…受験生で…ダイエットしたいけどなかなか出来ないみたいで…」
私は厨房に行き案内係の人に言った。
「頼んでみます。」
と、営業的な笑顔で言われ、私も作り笑顔で
「お願いします。」
と、答えた。
仕事って大変ね…
私は急いで部屋に戻り着替えた。
そしてスマホを出して神崎さんに
《今から、レッスン。行ってきます。》と打つと《気をつけて。頑張れ!》と返事が来た。
なんだかとても嬉しくて、やる気が沸いて来たのだった。