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第13章 陵辱

足がもつれ転んでも、急いで立ち上がり走る。屋敷に逃げ込みたいのにルートを塞がれて次第に追い詰められて行く。

いやだ、怖い、怖い！

「涼子、なんで逃げるの？僕だよ」

声がすぐ後ろで聞こえる。
後ろから腕を掴まれ引っ張られて、涼子は悲鳴を上げた。

「いやぁっ！離して！！っ、きゃあ！！」

バシン、バシンと、男の手が涼子の頰を打った。

「久しぶり会えたのになんで逃げるの？あぁ、僕を焦らして楽しんでいるんだね。いけない子だなぁ、お仕置きしなきゃね。そういうの好きなんだろう？」

ガタガタと震える身体を叱責して必死で抵抗を試みるが、両手を背中で拘束されてしまう。ギリギリと手首を締め付けられ悲鳴を上げた。

「痛い！いや！やめて！！」
「うるさいな！」

パシンと再び頰を打たれる。

「もう。ゆっくり可愛がってあげれないじゃないかぁ。静かにしてよ」

男はきょろきょろと周囲を見渡し、近くに物置小屋を見つけ顔を綻ばせた。

「あぁ、いいところがあるね」

そういうと涼子を抱え上げて足早に物置へと向かった。