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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第13章 陵辱
ぎゃあぎゃあと男が暴れ声を上げる。拘束から逃れようとするのを、櫻井はギリギリと締め上げた。

「うるさい豚だね。櫻井、やめさせて」

息を切らせ走りこんできた貴俊の指示に、櫻井は男に手刀を落とす。がくりと男が昏倒したのを確認する。

「櫻井。涼子を浴室に運んで。律子と敦美に身体を清めさせて、お前は涼子と自分の宿泊の用意を」
「兄貴…」
「昭彦、軽井沢の別荘を使っていい。どれだけ時間を使っても構わない…涼子を任せたよ」
「あぁ、わかってる」

昭彦に頷きを返し、それぞれが動き出すのを確認して、貴俊は深く溜息をついた。

下半身を露出したまま昏倒している男に目を向ける。報告の通り、祠堂家の長男その人だった。ビジネス上は小気味良い相手ではあったが、身内に手を出されて黙っている理由はない。

「岸田」
「はい」
「状況証拠を収集、こいつは地下牢に入れておけ」
「畏まりました」

くるりと踵を返し、屋敷に向けて歩き出す貴俊の後ろに鬼頭と田中が続く。正面玄関に回り、ゲートの修理の始まっているのを確認する。細やかに指示を出しながら屋敷に戻ろうとした時、清孝が帰宅した。

「兄貴」
「おかえり清孝。悪いけど明日から日本は頼むよ」
「…涼子は」
「昭彦に任せてある。……潰すよ」
「わかってる。期限は?」
「1ヶ月。できれば3週間以内。話が早くて助かるよ」

そう言って貴俊は嬉しそうに微笑むと、清孝の肩をポンポンと叩き屋敷へと入っていった。


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