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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第13章 陵辱
足早に廊下を進む。屋敷の主人達の部屋へと続く廊下の途中に、律子と敦美が立っていた。手を取り合って泣いているのがわかる。

「辛い仕事をさせたね」
「いいえ、いいえ貴俊様」
「涼子の傷は?」
「顔を打たれた跡と…手首の圧迫…暴れた、みたいで…」
「そう。涼子は頑張ったね」

しゃくり上げながら必死に言葉を紡ぐ2人を抱き寄せて、頰にキスをする。

「涼子は昭彦に任せて大丈夫だよ。2人は一緒に僕とアメリカに行こうね」
「っ、え?」
「アメリカ?」
「ちょっと仕事があるからね。長くてひと月は向こうにいるから、一緒に来て欲しいんだ」
「はい」
「はい、貴俊様」

頷いた律子と敦美に貴俊は満足気に微笑むと、さぁ、と2人の背中を押した。

「3時間後には家を出るよ。それまでに準備して。あと君たちの執事も同伴させるから伝えてくれる?」
「はい!」

走り出す2人を見送って、目を閉じるとふぅと息を吐く。再び目を開けた時、貴俊の顔つきは別人のようだった。

「本気で行くぞ」
「承知しております」

背後に控える鬼頭が答える。部屋に向かって足早に歩を進める。

「航空機とホテルの手配は完了してあります」
「わかった」
「主要メンバーは社の会議室に待機しています」
「10分後につなげ」
「はっ」
「鬼頭、弁護士にコンタクトを」
「現地時間明日の15時に手配しています」
「よし」

開いた廊下の窓から車のドアが閉まる音がした。涼子と昭彦を乗せた車だろう。

昭彦、頼んだよ

心の中でそう呟いて、貴俊は自室のドアを開けた。




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