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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第14章 心のベクトル
唇を触れ合わせ、舌を絡める。一度離れては再度触れて何度も何度もただひたすら優しいキスを繰り返す。
はふ、と吐息を漏らす涼子に昭彦は ごめんと言った。
「え?」
「だめだ、触れたら、我慢が…」
「あ、昭彦様?」
はぁっ、と苦しげに息を漏らし、顔を俯けた昭彦に、涼子は動揺した。いつも自信に溢れ前を向いている印象の強い昭彦が、シャツの胸元を手で握りしめている。
絞り出すように昭彦は言う。
「抱きたい、お前を、抱きたい。ごめん、無理しなくない。でも」
ふわり、と涼子は笑った。
「昭彦様」
「だめだ、触れたら、止まらなくなる」
お前を怖がらせたくない
「私、昭彦様が、好きです」
ぴくりと昭彦の肩が揺れる。
「怖くても、いいです。やめてって言っても、やめないで、いいです。昭彦様を、私にください」
顔を上げた昭彦は、ギリギリと奥歯を噛み締めていた。まるで獰猛な獣をぎりぎりのところで喰い止めているように。
あぁ、なんて私は幸せなの
涼子は、小さく息を吐くと、ワザと悪戯っぽく笑って言う。
「でもここじゃ嫌です。ベットがいいな」
その瞬間、獰猛な獣は涼子へと飛びついた。
はふ、と吐息を漏らす涼子に昭彦は ごめんと言った。
「え?」
「だめだ、触れたら、我慢が…」
「あ、昭彦様?」
はぁっ、と苦しげに息を漏らし、顔を俯けた昭彦に、涼子は動揺した。いつも自信に溢れ前を向いている印象の強い昭彦が、シャツの胸元を手で握りしめている。
絞り出すように昭彦は言う。
「抱きたい、お前を、抱きたい。ごめん、無理しなくない。でも」
ふわり、と涼子は笑った。
「昭彦様」
「だめだ、触れたら、止まらなくなる」
お前を怖がらせたくない
「私、昭彦様が、好きです」
ぴくりと昭彦の肩が揺れる。
「怖くても、いいです。やめてって言っても、やめないで、いいです。昭彦様を、私にください」
顔を上げた昭彦は、ギリギリと奥歯を噛み締めていた。まるで獰猛な獣をぎりぎりのところで喰い止めているように。
あぁ、なんて私は幸せなの
涼子は、小さく息を吐くと、ワザと悪戯っぽく笑って言う。
「でもここじゃ嫌です。ベットがいいな」
その瞬間、獰猛な獣は涼子へと飛びついた。