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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第4章 優しい人達とお仕事の心得
普段、自分ですら触れることのない、当然他人に触れられたことのない場所に、ぬるりとした何かを伴って、それを塗り込めるように櫻井の指が触れる。

櫻井に見られていると、触れられていることに興奮は覚えても、気持ち悪さや不快感が先に立った。

「き、気持ち、悪い…っ」
「暫くは我慢して下さい」
「っ……あっ。」

つぷん、と指が差し込まれる。滑りが円滑剤になって痛みはないが、異物感が半端ない。

「い、や…うっ…」
「深呼吸して。力を抜いて下さい」

櫻井の言葉に、涼子は意識して深呼吸を繰り返した。

ずぷん、にゅちゅっ
指が抜き差しされるたびに音が鳴る。シーツを固く握り締め、顔をピローに押し付けたまま、涼子は必死で異物感を耐えた。

「だいぶ馴染んできましたね」
「…え…?」
「もう一本入れますよ」
「いっ!?あぐぅっ!」

ヒヤリとした後にづぷん、と差し入れられる。太い指が涼子のお尻の穴を広げるように動く。櫻井が指を動かす度に、そこはぐぷぐぷと音を立てた。

「うっ、くぅっ、ぐっ……」

はじめ伴った痛みは、次第に気にならなくなっていった。繰り返される行為に、頭がぼーっとしてくる。

「は、ぅ…ぁ…ぅう…」
「もう感じてきたのですか?」
「…え…?」
「触ってもいないのに濡れてきてますよ」

まさか、と涼子は思った。こんなに違和感があるのに…お尻なんて弄られて感じるわけがない。

それは…貴方にされてるから…

そう思っても、涼子は口には出さなかった。

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