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第5章 大人のおもちゃのお勉強

電子音が無機質で冷たい、と涼子は思った。形こそ可愛らしい丸いピンクのローターは、ブブブブブ…と音を立てて小刻みに震えていた。

「よろしいですか？顔を背けても目を閉じてもいけませんよ？」

そう念押しをすると、櫻井は涼子の秘部にそれを押し当てた。

「ひあ！あぁっ！！」

びくん！と涼子の身体が跳ねた。閉じようとする脚を櫻井の手が止める。

「脚を閉じないで。ちゃんと目を開けて鏡を見て」
「やっ、む、むり、ああっ、んんっ」
「無理ではありません。ちゃんと前を向いて」

櫻井の手が涼子の顎を掴み固定する。

開けなさい、と耳元で告げる声に、涼子はぞくぞくと背中を震わせた。

「い、いやぁ…」

脚を大きく広げたメイド服の女性。頬を紅潮させ身悶えている自分の姿。

涼子の顎を押さえていた手が離れ、涼子の胸元に伸びた。僅かにできた胸の谷間、そこに手をかけると、グイと下へと引っ張った。素肌の胸がぽろんと現れる。

「あっ！あ、いっ、ぁっ」

ローターをクリトリスに当てたまま、涼子の胸を櫻井の手が包む。乳房を揉み、乳首を指で摘み、こねるように揉み込む。

「ひぁ、あぁん、ぅんっ、あぁっ」

鏡の中の女性は立てた脚を震わせながら、僅かに腰を前に差し出した。よく見えるようになった秘部は、下着の上からも分かるほど濡れているように見える。

喘ぎ声をあげる口は開きっぱなしで、男の手が胸を揉んでいて……

櫻井は涼子の耳元でくすりと笑った。