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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第9章 レッスン
涼子は使用人の通用口から庭に出ると、近くの木陰に小さなビニールシートを敷いて腰を下ろした。屋敷の壁に鈴が付いていて、鈴の音が聞こえるので、お出迎えにも対応できる。
持ってきた古いCDプレイヤーからイヤホンを伸ばし片耳に付け、スタートボタンを押した。
涼子は色々考えた挙句、英語の勉強を始めることにした。涼子を助けた亡くなった恩師の先生は英語の教諭だったから、恩を仇で返したくないと思いちゃんと勉強したので、高校の英語の成績は悪くなかった。
英語なら、大学に行っていなくても持っていれば価値のある資格も多い。きっとこの屋敷を出てからも、仕事を得るのに役にたつと思った。
偽善がないとは、言わないけど……
清孝の告白とサラのことがきっかけになったのは、確かだった。私がサラの代わりになれれば、と思ったのも。
持ってきた古いCDプレイヤーからイヤホンを伸ばし片耳に付け、スタートボタンを押した。
涼子は色々考えた挙句、英語の勉強を始めることにした。涼子を助けた亡くなった恩師の先生は英語の教諭だったから、恩を仇で返したくないと思いちゃんと勉強したので、高校の英語の成績は悪くなかった。
英語なら、大学に行っていなくても持っていれば価値のある資格も多い。きっとこの屋敷を出てからも、仕事を得るのに役にたつと思った。
偽善がないとは、言わないけど……
清孝の告白とサラのことがきっかけになったのは、確かだった。私がサラの代わりになれれば、と思ったのも。