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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第10章 執着
「あぁん、いやぁ、んっ」
「ここ?ここがいい?」
「は、いっ、いい、ですっ」
「ここ?気持ちいい?いく?いっちゃう?」
「はいっ、いっ、いき、ますっ、あっ、いっちゃい、ますっ」
「いいよっ、僕も、僕も涼子の中に出すよっ!!」
「あっ!ああっ!!」

涼子を背後から抱きしめて、男は涼子の中に精を吐き出すとぶるりと身体を震わせた。

やっと終わった……

こんなところで櫻井に言われた感じる演技が役に立つとは思わなかった、と涼子は内心で溜息を吐いた。

涼子はもう10度を越えてこのお客様に抱かれているが、一度も達したことがなかった。理由はわからない……今までは、そう乱行の時の時ですら頭が真っ白になる程感じたのに。

「はー気持ちよかった。涼子と僕は身体の相性バッチリだね」
「はい、ありがとうございます」

嬉しそうな声に涼子は微笑んでお礼を述べる。どうやらバレていないらしい。

こんな演技上手くなりたくなかったなぁ……

ゆっくりと身体を起こした涼子の腰に男の腕が絡む。

「一緒に寝ようよ」
「申し訳ございません…今日はちょっと…」
「なに?僕の後に他の男の相手でもするの!?」
「いえ、そうではなく……勤務時間が、ございますので…」

不服だと声を荒げる男に涼子は再度 申し訳ございませんと誤って、ベットから降りる。素早く服を直し足元に伝う男の精を拭う。

「本日はありがとうございました」
「またすぐ涼子を抱きに来るから、寂しくないよ」
「失礼致します」

深くお辞儀をして部屋を出る。

廊下を歩き、角を曲がったところでふぅ、と息をついて…カクンと膝が折れた。




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