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ポン・デ・ザール橋で逢いましょう
第1章 其の壱
「…んんっ…ああ…そんな…おおき…い…」
無意識に淫らな言葉を喘ぐ百合子が愛おしい。
清楚な少女のように美しい百合子の貌が次第に妖艶な色を帯びてくる様が、男の劣情を刺激する。
忍は少し大胆に腰を進める。
「…ああっ…!や…め…んんっ…はあ…っん…」
「まだだよ。まだ…もっともっと奥にいかせてくれ…。
百合子の全てを俺にくれ…」
長く濃い睫毛の影に潤んで揺れる黒い瞳は女の情欲の色香を微かに漂わせていた。
うす紅色の唇が、紅梅色に色づき始める。
啜り泣きに似た喘ぎ声が忍の牡を更に昂らせる。

…兄さんは…こんなにも美しく…艶めいたひとを独り占めしていたのか…!
理不尽な嫉妬に駆られ、大胆に腰を遣う。
…もっと…もっと奥まで犯したい…。
この純白な聖母の百合のようなひとを…!
「ああっ!…や…ああ…っ…」
「…痛い?」
百合子は首を振る。
「…おく…あたって…ああ…んっ…も…むり…」
やや汗ばんだ花の薫りがするうなじに噛み付く。
百合子が小さく悲鳴を上げる。
「…動くよ…百合子…」
強く掴めば砕けそうな細腰を抱え上げ、力強い律動を開始する。
まだまだ狭い媚肉が忍の牡に絡みつき、締め付ける。
「…きついな…狭くて…熱い…たまらないよ…百合子」
「…あ…ああ…っ…や…あ…ん…っ…」
次第に大胆に抽送を繰り返す忍に、切なげな声を上げる。
百合子の蜜壷から、熱く滑らかな愛の蜜がしとどに溢れ出し、忍の先走りの牡液と混ざり淫らな水音が聞こえ始める。
「…聞こえる?百合子…よく六年も…男を知らずにいられたね…貞淑な未亡人だ…」
やや意地悪く囁くと、百合子の潤んだ瞳から透明な涙が滴り落ちた。
「…ひど…い…しのぶさん…」
「ねえ、俺に…抱かれたかった?」
力強く腰を遣いながら、耳朶を噛む。
百合子は息を弾ませながら、いやいやをする。
「…いや…いじわる…言わないで…」
「言って、百合子…。俺が欲しかった?」
薔薇色に上気した百合子の美しい貌が歪む。
「…ええ…貴方が…欲しかった…寂しかった…ずっと…」

女への愛おしさが一気に溢れ出す。
忍は百合子の顎を掴むと荒々しく唇を奪い、激しく最奥を攻めた。
心を確かめ合った一体感が二人を包み込む。
境界線が分からぬ程に一つになる。
…この愛おしくも美しいひとは未来永劫、俺だけのものだ…!
忍は痺れるような悦楽と幸福感にしたたか酔い痴れた。



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