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愛のシンフォニー
第2章 美樹
美樹はファーストフードで一番豪華なパフェを指差した。一番豪華とはいってもコンビニのファーストフードだから400円ぐらいのものではあるが。
徳造がパフェを注文すると、やる気のない店員は面倒そうに奥の厨房にいる店員に注文を伝える。
5分ぐらい待つと美味しそうなパフェが出てきた。
「やった~、美味しそう」
パフェを手にした美樹は小学生のように無邪気にはしゃぐ。美味しそうにパフェを食べる姿を見ていると徳造もなんだか楽しい気分になっていた。
「はい、とくちゃんも。あ~ん」
美樹は徳造にあ~んをするように命じてパフェを口に入れてくれた。スプーンを通しての間接キスに徳造はドキドキが止まらなくなった。
美味しそうにパフェを食べる美樹は少しはしたなくてお口の回りに付いた白いアイスをペロッと舐めた。
その様子を見て徳造は真っ赤になる。
美樹には徳造が頭の中で妄想したことが手に取るようによく分かった。
「とくちゃんのエッチ、あたしがお口の白いアイスを舐めるの見てヘンな妄想したでしょ」
と美樹は悪戯っぽく笑う。
「そ、そんなことはしていないよ」
「絶対にした。だって顔に書いてあるよ」
「えっ」
慌てて顔に手を当てる徳造を見て美樹は愉快そうにきゃははと笑った。
やがてパフェもなくなった。
「それじゃあ、さようなら」
徳造はそろそろ帰ることを切り出した。もっと美樹と一緒にいたいと思っていたが、それはやはりよくないと思ったのだ。
「え~、あたし本当に帰る家もないの。だからお願い、とくちゃんの家に泊めて」
と美樹は拝むような仕草をする。
「こ、困ったな」と徳造は困り顔をする。
「困ることないじゃん。こんな可愛いコと一緒に暮らせるんだよ。それに、さっき同棲してるって言ったじゃん」
確かに同棲してるとは言ったけどあれはオイコラを誤魔化すための方便である。
「ふ~ん、とくちゃんは行く当てもない哀れな女のコを寒い夜の街に放り出すんだ。凍えて死んじゃうかも知れないし、変な男に襲われるかも知れないし・・それでも泊めてくれないんだ。男にレイプされて寒い夜の街に捨てられて死んで行くしかない美樹ちゃんはなんて可哀想でしょう・・」
「分かった、分かりました。だけど本当にボロいアパートだよ」
美樹のペースで話は進み、徳造はアパートに美樹を連れて帰ることになった。
徳造がパフェを注文すると、やる気のない店員は面倒そうに奥の厨房にいる店員に注文を伝える。
5分ぐらい待つと美味しそうなパフェが出てきた。
「やった~、美味しそう」
パフェを手にした美樹は小学生のように無邪気にはしゃぐ。美味しそうにパフェを食べる姿を見ていると徳造もなんだか楽しい気分になっていた。
「はい、とくちゃんも。あ~ん」
美樹は徳造にあ~んをするように命じてパフェを口に入れてくれた。スプーンを通しての間接キスに徳造はドキドキが止まらなくなった。
美味しそうにパフェを食べる美樹は少しはしたなくてお口の回りに付いた白いアイスをペロッと舐めた。
その様子を見て徳造は真っ赤になる。
美樹には徳造が頭の中で妄想したことが手に取るようによく分かった。
「とくちゃんのエッチ、あたしがお口の白いアイスを舐めるの見てヘンな妄想したでしょ」
と美樹は悪戯っぽく笑う。
「そ、そんなことはしていないよ」
「絶対にした。だって顔に書いてあるよ」
「えっ」
慌てて顔に手を当てる徳造を見て美樹は愉快そうにきゃははと笑った。
やがてパフェもなくなった。
「それじゃあ、さようなら」
徳造はそろそろ帰ることを切り出した。もっと美樹と一緒にいたいと思っていたが、それはやはりよくないと思ったのだ。
「え~、あたし本当に帰る家もないの。だからお願い、とくちゃんの家に泊めて」
と美樹は拝むような仕草をする。
「こ、困ったな」と徳造は困り顔をする。
「困ることないじゃん。こんな可愛いコと一緒に暮らせるんだよ。それに、さっき同棲してるって言ったじゃん」
確かに同棲してるとは言ったけどあれはオイコラを誤魔化すための方便である。
「ふ~ん、とくちゃんは行く当てもない哀れな女のコを寒い夜の街に放り出すんだ。凍えて死んじゃうかも知れないし、変な男に襲われるかも知れないし・・それでも泊めてくれないんだ。男にレイプされて寒い夜の街に捨てられて死んで行くしかない美樹ちゃんはなんて可哀想でしょう・・」
「分かった、分かりました。だけど本当にボロいアパートだよ」
美樹のペースで話は進み、徳造はアパートに美樹を連れて帰ることになった。