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愛のシンフォニー
第12章 転生

舞華はセーラー服がよく似合う女子高生。例の河原でおしっこをしていた女のコだ。顔といい雰囲気といいどことなく美樹に似ている。
クラスのリーダー格のヤンキー女子に目をつけられてイジメを受けた。殴られ蹴られて大切にしているストラップを取られた。つい最近転校して行った親友とお揃いで作ったストラップ。これを持っていれば遠く離れていても親友と繋がっていられる大切な物だ。
ヤンキー女子が思いを寄せている男子が舞華のことを好きだという迷惑な理由で目をつけられたのだからたまったものではない。舞華はその男子のことなんて全く興味がないのだから迷惑でしかない。
親友は強かったから、舞華のことを守っていてくれたのだが、彼女がいなくなった途端にヤンキー女子は牙を剥いた。
転校する寸前まで親友が心配してくれていた通りになった。
「この泥棒猫め。返してほしけりゃあたいが欲しいマニキュアを盗んできな。そしたら返してやるよ」
それがヤンキー女子が舞華に突きつけた無理難題である。舞華にしてみればヤンキー女子が好きな男子になんて全く興味はないので泥棒なんてした覚えも全くないのだが・・。
親友との絆や友情がいっぱい詰まったストラップはなんとしても返してもらわなければならない。
舞華は意を決してマニキュアを万引きすることにした。決行したのはよりにもよって蝮田のような獣がいるショッピングモールだったのだから、飢えた野獣の前にうさぎのような小動物が現れたようなものである。
「何をしてるんだ、君。ポケットの中のモノを出しなさい」
マニキュアを万引きしてポケットに忍ばせたところで蝮田に腕を捕まれて取り押さえられた。
ひひひ、また高校生か。童顔でなかなか可愛いじゃね~か。見ようによっては女子中学生ぐらいには見えるな。楽しむとするかと、蝮田は爪を研いでいた。
舞華は警備員室に連行された。
「ひひひ、君の心掛け次第では見逃してやらないこともないんだよ」
舞華は黙って俯いたままなので蝮田の方からいやらしく笑いながら切り出した。
「でも、盗ったのはこれだけかどうか分からない。女のコは隠すところがいっぱいあるからね。調べさせてもらうよ。まずは服を脱ぎなさい」
蝮田は服を脱ぐように命じるが、舞華は俯いて黙ったままだ。
「恥ずかしがることはない。他に盗んだものがないか調べるだけだ」
クラスのリーダー格のヤンキー女子に目をつけられてイジメを受けた。殴られ蹴られて大切にしているストラップを取られた。つい最近転校して行った親友とお揃いで作ったストラップ。これを持っていれば遠く離れていても親友と繋がっていられる大切な物だ。
ヤンキー女子が思いを寄せている男子が舞華のことを好きだという迷惑な理由で目をつけられたのだからたまったものではない。舞華はその男子のことなんて全く興味がないのだから迷惑でしかない。
親友は強かったから、舞華のことを守っていてくれたのだが、彼女がいなくなった途端にヤンキー女子は牙を剥いた。
転校する寸前まで親友が心配してくれていた通りになった。
「この泥棒猫め。返してほしけりゃあたいが欲しいマニキュアを盗んできな。そしたら返してやるよ」
それがヤンキー女子が舞華に突きつけた無理難題である。舞華にしてみればヤンキー女子が好きな男子になんて全く興味はないので泥棒なんてした覚えも全くないのだが・・。
親友との絆や友情がいっぱい詰まったストラップはなんとしても返してもらわなければならない。
舞華は意を決してマニキュアを万引きすることにした。決行したのはよりにもよって蝮田のような獣がいるショッピングモールだったのだから、飢えた野獣の前にうさぎのような小動物が現れたようなものである。
「何をしてるんだ、君。ポケットの中のモノを出しなさい」
マニキュアを万引きしてポケットに忍ばせたところで蝮田に腕を捕まれて取り押さえられた。
ひひひ、また高校生か。童顔でなかなか可愛いじゃね~か。見ようによっては女子中学生ぐらいには見えるな。楽しむとするかと、蝮田は爪を研いでいた。
舞華は警備員室に連行された。
「ひひひ、君の心掛け次第では見逃してやらないこともないんだよ」
舞華は黙って俯いたままなので蝮田の方からいやらしく笑いながら切り出した。
「でも、盗ったのはこれだけかどうか分からない。女のコは隠すところがいっぱいあるからね。調べさせてもらうよ。まずは服を脱ぎなさい」
蝮田は服を脱ぐように命じるが、舞華は俯いて黙ったままだ。
「恥ずかしがることはない。他に盗んだものがないか調べるだけだ」

