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愛のシンフォニー
第12章 転生
「堂々とそんなことをほざくのはいいけど、みんなに丸聞こえだぜ、強姦犯のおっさんよ~」

由志喜はいつの間にか店内放送用のマイクの電源をオンにしておいたので、蝮田がほざいたことは店内中に放送された。

すぐに店長たちが警備員室に駆けつけてきた。
由志喜はみんなが来る前に上着を脱いで舞華にかけてやってブラジャーが見えないようにした。

由志喜は今日このショッピングモールでライブがあって、早めに来てあちこち回ろうと思ったのだが、舞華を連行する蝮田の様子に不審な気配を感じて事務室から警備員室の鍵を借りて駆けつけたのだ。

事務室の女性職員はヨシキのファンだったので警備員室に女子高生が連れ込まれてよからぬことが起きるかも知れないと言うのを信じてくれて鍵を貸してくれたのだった。案の定警備員室には鍵がかけられていたので借りれて本当によかったと思う。

連行されていく女子高生が先日おしっこシーンを見てしまった娘だったのには驚いたが、それは内緒にして、由志喜は店長たちに事の顛末を説明した。

「んでもって、その娘は万引きなんてしていませんよ。オレがマニキュアを買ってやると言ったら喜んじゃって思わずポケットに入れてしまったんだ。こらっ、いくらはしゃいだからって未精算のものをポケットになんか入れるヤツがあるか」

由志喜はウインクをして舞華をたしなめた。
いきなりカレシのように振る舞う由志喜を見て舞華は何がなんだか分からない様子で目をパチパチさせている。

その様子を見て由志喜は愉快そうに笑う。

「ほら、こういう天然のヤツなんだ。ちゃんと払うつもりだったし、ついでに他のもんも買うからうっかりポケットに入れちゃったことは勘弁してもらえませんか」

このショッピングモールの職員にはヨシキのファンが多いので、ヨシキがそう言うならと舞華の万引きの件はなかったことになった。

「なんということをしてくれたんだ、蝮田」

店長たちは恐い顔をして蝮田に詰め寄った。
警察に通報してあったのですぐに警官もやってきて蝮田への厳しい事情聴取が始まった。

由志喜と舞華も簡単に事情を訊かれたがすぐに解放された。

この先、蝮田には地獄が待っている。
女子高生をターゲットにして万引きを見逃してやってもいいと脅しての淫行は今日の未遂も含めて3件にも及び、まだまだやろうとしていたことも明らかになった。
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