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女王のレッスン
第5章 ■努力のタマモノ
「ねえルカちゃん。同性に触られるの抵抗ある?」
「え?いえ、多分そんなに……」
「じゃあ、いただきまぁす」
スパイシィで煽情的な香りが一瞬したと思ったら、彼女に唇を塞がれた。
「っ……!」
「んん、やらかい」
先端を合わせながら喋るから唇を撫でられてるみたいな感触にぞく、とする。初めて味わう女の人のキス。
「……バイ、とか、ですか?」
「全然?これ、女の子とのファーストキス。だって」
耳元に彼女の唇が寄せられ、「その方が彼が本気出すかなって」と言ってまた小悪魔的微笑を浮かべた。享楽主義者。恐怖すら感じる。
つうっと首筋を細い指が通り、胸元へ。乳輪周りのツブツブをなぞり、爪が時々乳首を掠め、摘まれて堪らず「あっ」と声が出た。
「……私の勝ち」
アヤさんがコウさんに向かって高らかに宣言する。コウさんは参った様子で苦笑いし、私の脚を掴んで開いた。
「何それ、楽しそう」
満くんが私の左側へ来て、アヤさんと一度目を合わせ、同時に顔を沈め、左右の尖りを口に含んだ。
「ひあっ!」
間髪入れずにコウさんが私の下半身の突起にも舌を這わせ、また甲高い声が出る。
嘘、3人同時、とか。ちょっと、聞いてない。
「やっ、待っ、て、ああっ!なに、やぁっ……」
自分の身体なのに自分のものじゃないみたい。ふる、と状況についていけない頭を振った。
真っ白。自分の喘ぎ声と舐め啜る音だけが聞こえる。背筋が粟立って跳ねて仕方がない。
異なる意志を持ったそれぞれの舌と指先が思い思いに責め立てる。