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女王のレッスン
第7章 ■最後のレッスン
「……は」
胸を隠す手を指がなぞっていき膨らみとの間に入る。
強引に指を組まされ押し広げられて、隠れていたのに露出した尖り。自らの指で挟む形になって、すかさず指先を握られた。
「んぁっ!」
ぎゅっとそこが潰れて鋭く喘げばまた嘲笑が降ってくる。緩めて握ってを繰り返して勝手に高められる快感。
瑛二さんが僅かに身体をずらして今度は胸元に息と、柔らかな髪が触れるのを感じ考えるより先に、
「や、待っ……あぁっ!」
声が反応した。指を握られたまま強調した先端に舌が這う。
「ふ、あぁ、や……瑛二さ、それだめ……っ」
背を逸らして懇願するも鼻で嗤われただけ。
もうだめ、触りたい。秘部に添えられた指が震えるように、じんと疼くそこに伸びた。
「な。言った通り」
「なっ……!」
「指を動かせば肘下の筋肉が動く」
その為に添えられたのか、とまた歯噛みする。
「少しは考えてするようになった?」
「っふ……ぁ……」
「欲に従え。見ててやるから」
それが怖いのだ、と、伝えたくとも指は躊躇を装っただけで
「はっ、ああぁ……やだぁ……」
呆気なく沈んだ。溢れ出した潤いでぐちゅぐちゅと滑り、後はもう、欲するががまま。声とも息とも言い難い何かが口からぽろぽろと零れ落ちる。
だけど触れられるのは一番弱いその部分だけで、その先はごく浅くしか届かずもどかしくうねる腰。
舌は相変わらず胸の尖りを舐め続け、指もその周囲も関係なく溶かしていった。
「……腰動いてる」
「いやっ、あ」
「中も欲しいか」
「あっ、ぅあ……く……」
「俺の片手空いてるぞ」