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女王のレッスン
第7章 ■最後のレッスン

「撮りてー……」

私の肩を抱き締めてボソッと呟いた。かろうじて顔だけ上げると困ったような笑顔を見せた。

「……いーよ」
「悪いね。性分だ」

濡れた手を拭い、彼の手はまたカメラを構える。
撮られていく過程が今だけは気にならなかった。とろけた顔でも、身体の正面でも。そのくらい頭が呆けてる。
背の縄を掴んだ感触に、上を向いた。まだ酔いが残ってるみたい。

「……解くよ」

ひと通り撮り終えたのか、カメラを床に下ろして瑛二さんは縄尻に手を掛ける。
もう解かれてしまう。
背後からしゅるしゅると縄が擦れる音がして脚が、胸が、腕が、次第に自由になる。
血が通ってじわり温かくなって、自分で抱こうとした身体。
正面に来た瑛二さんに抱き締められた。

「そんな惜しそうな顔するな」
「そんなこと言われても……」
「まだ終わらせる気もない」
「あ、ええ……?」
「触ってみろ」

熱っぽく言われてちらりと見る、ジーンズのそこ。
恐る恐る手を伸ばして触れる。

「っ!」

布越しでもわかる滾りに息を呑んでパッと手を離した。

「……挿入、しなくてもいいって」
「プレイならな」

瑛二さんがベッドから下り、ジーンズと共に下着を脱ぎ捨て、全身を私の前に晒す。
眼前で大きく反り立つそれに思わず視線を逸らした。

「抱くなら別だ。舐めろ、遥香」

ぐい、とそこへ向かって頭が引き寄せられ、鼻先に突き付けられた欲の塊。
禍々しさすら覚え、舐めるの?と見上げれば、サディスティックな視線がただ落ちてくるだけ。
舌を出す。先端を控えめに舐め、咥えた瞬間、頭は更に押し付けられた。
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