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女王のレッスン
第7章 ■最後のレッスン
「ひぁっ、ああ、やっ」
見られたくなくて思わず閉じた目。
「見たいんだろ。目ぇ瞑るな、見ろ」
額に手を当てられて、怖々と再び開く。
凶暴な笑みを浮かべた猛禽類は、浅い所から一気に深くまで入り込んだ。
「あああぁっ!」
「だから、見ろって」
「今のはっ、狡い……っ!」
はーっと息を吐いて睨むように見つめ返すと、瑛二さんはクッと喉を鳴らして律動を始める。
「……んんっ、は、あ」
作った表情は一瞬で崩壊。
彼が掴んだ私の手首を自身の首の後ろに導いて、掠れた声で「抱け」と言う。
抱いてるのはそっちのくせにと思いながらも回した腕。更に深く突かれて力が入った。
間断なく与えられてく快感に急に涙が零れて、意地なんてどうでもよくなる。
もっと色んなこと味わっておきたかった。もっと色んなこと教えて欲しかった。
緊縛もSMもフェティシズムもこんなに愛が溢れてるものだなんて思ってもみなかった。
「やぁっ、瑛二さん……っそ、こ、あぁっ!」
瑛二さんを起点として、沢山の人と出逢って、自分と他人と向き合って精一杯考えて、それでもまだ全然足りないのに。
「ここか」
「あっ、いっ……あぁんっ、く……はっ、」