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女王のレッスン
第2章 ■縄師のテホドキ


彼の部屋。バッグの中に縄。隣に柊平。
テーブルの上にはマグカップが2つ。
テレビ画面にはふたりとも好きな録画番組が流れてる。

見ながら突っ込みを入れて、笑って。
ちょっとした感想を言い合ったりして。
それから、会社の話。

「柊平のとこに異動で来た新しいリーダーはどう?」
「それが前のリーダーよりやりやすくってさ。あの人に教わってたらコンペ最優秀獲れたかも」
「えー、そんなに違う?」
「違う違う。びっくりした。社内外問わず実績も多くてね。遥香ちゃんとこは?」
「うちはマネージャー変わったんだけどちょっと相性合わなくてねー」
「そうなんだ?」
「もう前例大好き。真緒が最近特にイライラしてる」
「ああ、木崎さんあれで武闘派だもんね。想像つくなぁ」
「ほんとだよー、ハラハラする!社食で話しづらいから外ランチ増えちゃった」
「いいじゃん。どっかおいしいとこあった?」
「うん、691の近くのイタリアンは絶品!夜も美味しいんだ」
「へぇ、夜も行ったんだ?」
「あ、うん。先週の691の帰りにね。終わったらお腹すいちゃって」
「そっか」
「雰囲気もいいしおすすめだなぁ」
「うん」

なんとなく、尻すぼみになって途切れさせられた会話。
部屋の中の湿度と温度が変化した気がした。
西日のぬるさにあてられたみたい。
柊平の手が、テレビのリモコンに伸びて、スイッチを切る。
そして私の頬に手を当てて、引き寄せた。唇が触れる。

「遥香ちゃんの講習の成果は?」
「無事に卒業貰えたよ」
「そっか、おめでとう」

甘えた声。媚びるようで、耳に絡みついてくる。

「……じゃあ、して欲しいな」
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