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女王のレッスン
第3章 ■奉仕のセンセイ

「それが遥香ちゃんの一番好きな格好?」
「うーん……それがちょっと難しくて。好きな色と形で選んでしまったというか」
「そう。そのミントグリーンのトップスよく似合ってる。遥香ちゃんの肌の色がブルーベースだからそういう色合うのよね」
「ブルーベース?」
「人の肌って青系と黄色系になんとなく分かれるの。私はイエローベースだから、私がその色を着たら浮いてしまう」
「そうなんですか……」
「昨日遥香ちゃんにしたのは骨格診断ね。あと簡単にパーソナルカラーの傾向を見ただけ。でもそれだけで選ぶ服ってがらりと変わったりする」
「骨格診断ってウェーブとかそういう?」
「当たり。ちなみに私はウェーブでカラーはスプリング。遥香ちゃんはストレートで多分サマーね」
「ストレートでサマー……?」
「こういうワンピースとか着たことある?」

結衣子さんがスカートの裾をひらりとつまんで見せる。

「あるけどあんまり似合わないです」
「そうよね。そういう傾向を見るのが骨格診断。色はどう?」
「あまり意識したことないですけど、オレンジ系は微妙になりがちです」
「やっぱりいい感性してる。ここに入りましょうか」

言われて入ったのはファッションビル。目的も告げずスタスタと進む。
エスカレータに乗って、服の並ぶフロアに降り立ち、その中のひとつのお店に入った。
結衣子さんの服の系統とは違う、シャキッとした感じのお店。

「なんか、結衣子さんぽくない感じですけど……」
「そうよ。だって遥香ちゃんの服を選ぶんだもの」
「え?」

その手にはハンガーに掛かるホワイトのタイトスカート。

「プリティ・ウーマンごっこしましょ?」

それを私へずいっと差し出し、彼女は朗らかに微笑んだ。
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