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女王のレッスン
第3章 ■奉仕のセンセイ

「全部頂きましょう。あとさっきのホワイトのスカートも」
「ええっ!?私そんなお金……」
「ああ、これは私の趣味みたいものだからいいの。プレゼントしちゃう」
「なっ……!結衣子さん!?」

ちょっと待って、総額いくら?いくらなんでもそれはなくない!?

「わ……私ほんと……そんなことして頂く理由が……」
「関係ないわ。私がしたいだけ。なんなら瑛二くんの迷惑料とでも思ってくれていい」
「でもっ……!」
「これはね、お店に入った女の子みんなにしてるイニシエーションみたいなものなのよ。詳しくは後で話すから今は私に任せてくれる?」

あの有無を言わせない微笑みを返されて、開いた口が塞がらない。

「サイズはどう?パンプスとか平気だった?」
「平気……ですけど……えぇー……?」
「ついでにスカートは買ったものに履き替えて行きましょうか。折角だし」

そう言うと結衣子さんは優雅な手振りで店員さんを呼んで、今私に言ったことを滑らかに説明していく。
店員さんは笑顔をこぼしてさっきのタイトスカートを私に差し出した。
無理だ。敵わない。なんだろう、この不敵な感じ。羊の皮を被った女豹的な。
いや、でも、あの猛禽類と共にいるから鷹匠かもしれない。

「じゃあ、着替えてね。待ってるわ」

確かに彼女は女王様だ。それでいて元はマゾだという。
ここまで作り上げられるものなのだとしたら、彼女はどれだけの努力を重ねたのだろう。
しっかりと伸ばされたその背を見送って、私は再びカーテンを閉ざした。

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