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女王のレッスン
第3章 ■奉仕のセンセイ
「え、っと……?」
「瑛二くん直伝だし安心していいわ。どう?」
「どうってっ……」
見てみたいのはある。彼女がどんな女王様なのか知りたいとも思う。
でもこんな急に!?心の準備とか……
「いい勉強になるよ。瑛二さんに縛られた時もなんか思うものあったでしょ?」
「そうよ。縛るなら縛られて味を覚えなきゃ」
緊縛は同意の上が原則。嫌だと言えばそれで済む。
だけど、彼女はどうやって抱くのだろう。
私が出来なかったことを、マゾの身から転身してやってのける彼女が魅せる世界は
どんなもの、なんだろう……。
「……わかりました」
スツールから私も立ち上がって、結衣子さんを見つめた。
「縛って、魅せて下さい。結衣子さん」
耳から頬へ、細い手が這い、私より小さいはずの彼女の目が私を見下ろす。
「……いいわ。一緒に来なさい。タケルくんステージ使っていい?」
「ご自由に」
「満くん7m2本見繕っておいて」
「はいはい、陛下」
私をずっと見下ろしたまま言うのに、彼らは彼女に応え
私は目を離せないまま思わず眉根を寄せ、心臓が高鳴るのを感じていた。
「更衣室にいきましょうか。服、汚れないようにしないとね」