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鳥籠の中で舞る
第1章 『悪夢』




「じゃ、手始めにこれ付けて」



そう渡されたのはネックレス。



「すっごいいい製品だから気に入るよ」




彼方様の声は戻っていて、優しいはずなのになのに、そのネックレスが私には鎖にしか見えなかった。





「あとはこれ」




彼方様の手にあるのは見たこともないモノだった。





「アリスは処女だから分からないか」




その台詞で理解した。これは玩具だ。





「それをどうするつもりですか」





「今から分かるよ」




声が変わった。




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