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第1章 『悪夢』

逃げなきゃと思い、ドアの方へ走った。




なのに鍵がかかってて開かない。





なんでっ。





「ペットが逃げていいと思う？ねぇアリス」





後ろから聞こえてきた声に背筋が凍る。





「あ、、」





首元に彼方様の手がかかる。





ぐっと力が入り耳元で彼方様が囁いた。





「躾なきゃね。アリスを」




ドアにかけていた手を後ろで組まれネクタイで縛られた。





身動きが取れない。




何をされるのだろうか怖くて怖くて震えた。