この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒蜜喰らわば
第11章 蛍庭園が引き寄せるもの
「今の人達って、どういう知り合い?」
スーツとドレスの男女の姿が小さくなって、やがて見えなくなってから私は答えた。
「高校の時からの友達の旦那さんとそのお友達。
1ヶ月くらい前にお家に遊びに行ったの。そこで堀内さん、最後に質問した人ね、
あの人も遊びに来たの」
「その時会ったのが初めて?」
「うん・・それにしてもなんであんな事聞いたのかしら・・」
「もしかしたら僕らがそのうち付き合うんじゃないかって、勘ぐったんじゃないの?
彼も稲村さんのこと好く想っていて、それで・・」
茂は、単純に考えた。
それはごく自然な発想だが、私の中では黒い雲が垂れ込めた。
イタコの孫である雅斗の言葉の奥には、
深い意味があるように思えてならないから。
スーツとドレスの男女の姿が小さくなって、やがて見えなくなってから私は答えた。
「高校の時からの友達の旦那さんとそのお友達。
1ヶ月くらい前にお家に遊びに行ったの。そこで堀内さん、最後に質問した人ね、
あの人も遊びに来たの」
「その時会ったのが初めて?」
「うん・・それにしてもなんであんな事聞いたのかしら・・」
「もしかしたら僕らがそのうち付き合うんじゃないかって、勘ぐったんじゃないの?
彼も稲村さんのこと好く想っていて、それで・・」
茂は、単純に考えた。
それはごく自然な発想だが、私の中では黒い雲が垂れ込めた。
イタコの孫である雅斗の言葉の奥には、
深い意味があるように思えてならないから。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


