この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒蜜喰らわば
第3章 夢から繋がる出会い
*
月曜の朝はいつもより気持ち早めに職場に着くようにしている。
週の初めから遅刻やギリギリで焦りたくない。
会社のすぐ手前にあるランディ・カフェでラテを買って、
自分のデスクでゆっくりと味わうのが月曜日の決め事なのだ。
仕事が始まると、書類整理だの来客の応対だので時間が過ぎる。
小さな会社だからなんでもやる。
送られてきた荷物や郵便物の受け取りだとか。
その中の一つに、レンタルマットやモップの交換がある。
毎週月曜日にいつもきまった営業マンが一人でやって来るのだが、
今日は二人で来た。
いつもの人と、もう一人は・・初めて見る男性だ。
「こんにちは、ブライト・クリーンです、お世話になります。
あの、実はですね・・」
そう言っていつも来る営業の川島さんが連れてきた男性の背中を押し、
一歩前に進ませた。