この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒蜜喰らわば
第8章 禁断の扉が開いた・・
私は・・
彼の胸に顔をうずめ、彼の背中に腕を回した。
私が込める力と同じくらいの力を自身の背中にも感じたい。
茂に・・抱きしめてほしい。
気持ちを伝えるようにさらに彼の背中に回した腕に力を込めると、
期待通りの激しさを返してくれた。
ギュッと私の体を抱きしめる茂の体が隙間なく密着する。
互いの膨らみがつぶれるんじゃないかと思うくらい、その力が強くなっていった。
「楠木さん・・私・・あなたに・・」
抱かれたい、そう喉まで出かかるくらい、欲情している自分が不思議だった。
自分から積極的に体を開くタイプではなかったのに、
今は真逆の心に支配されている。
これは、純粋に楠木茂という男に魅かれてのことなのか、
それともマンネリ化している恋人へのあてつけなのか。
そのどちらか、なんて答えを探す余裕などないくらい、
私の体は愛欲に燃えていた。
だが、自分の気持ちだけではどうにもできない。
茂の気持ちはどうなのか。
彼の首筋越しに表情を伺うと、目を合わせた茂は黙って頷いた。
一呼吸おいてゆっくりと体を放すと、私の腰に手をまわしたまま、
何も言わずに歩き出した。
私も黙って彼に従う。
無駄に激しいクラクションの音も耳を素通りするくらい、
心臓の鼓動が体の中で響きまくっていた。
彼の胸に顔をうずめ、彼の背中に腕を回した。
私が込める力と同じくらいの力を自身の背中にも感じたい。
茂に・・抱きしめてほしい。
気持ちを伝えるようにさらに彼の背中に回した腕に力を込めると、
期待通りの激しさを返してくれた。
ギュッと私の体を抱きしめる茂の体が隙間なく密着する。
互いの膨らみがつぶれるんじゃないかと思うくらい、その力が強くなっていった。
「楠木さん・・私・・あなたに・・」
抱かれたい、そう喉まで出かかるくらい、欲情している自分が不思議だった。
自分から積極的に体を開くタイプではなかったのに、
今は真逆の心に支配されている。
これは、純粋に楠木茂という男に魅かれてのことなのか、
それともマンネリ化している恋人へのあてつけなのか。
そのどちらか、なんて答えを探す余裕などないくらい、
私の体は愛欲に燃えていた。
だが、自分の気持ちだけではどうにもできない。
茂の気持ちはどうなのか。
彼の首筋越しに表情を伺うと、目を合わせた茂は黙って頷いた。
一呼吸おいてゆっくりと体を放すと、私の腰に手をまわしたまま、
何も言わずに歩き出した。
私も黙って彼に従う。
無駄に激しいクラクションの音も耳を素通りするくらい、
心臓の鼓動が体の中で響きまくっていた。