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毒蜜喰らわば
第9章 めずらしい人との出会い
「あの、稲村さんに聞いてもいいかな」
「えっ?なんでしょう?」
今自分が心の中で思っていた事を見透かされたんじゃないかと、
肩がビクッと上がった。
「稲村さん、最近どこかの神社とかお参りに行きました?」
「最近、っていうか3ヶ月くらい前だけど・・確かに行きました、咲枝と2人で。
え?なんでわかったんですか?」
背中の真ん中に汗が流れた。
どうしてこの男にわかったのだろう。
私も咲枝も、恋願神社、というよりお参りの話は一つもしていない。
この話の前ふりといったら歴史ミステリーが好きだという男2人の話だけ。
なのにどうして私が神社に行ったという事を感じ取ったのだろうか。
どうして?と言ったりき固まっていると、
進がこいつは勘がいいんだと雅斗の背中をたたいた。
ついでに、おどかすんじゃないよと頭もひっぱたいた。
「美智さんごめんね、おどかすような事言って。
じつはコイツ・・イタコの孫なんだよ」
「えっ?なんでしょう?」
今自分が心の中で思っていた事を見透かされたんじゃないかと、
肩がビクッと上がった。
「稲村さん、最近どこかの神社とかお参りに行きました?」
「最近、っていうか3ヶ月くらい前だけど・・確かに行きました、咲枝と2人で。
え?なんでわかったんですか?」
背中の真ん中に汗が流れた。
どうしてこの男にわかったのだろう。
私も咲枝も、恋願神社、というよりお参りの話は一つもしていない。
この話の前ふりといったら歴史ミステリーが好きだという男2人の話だけ。
なのにどうして私が神社に行ったという事を感じ取ったのだろうか。
どうして?と言ったりき固まっていると、
進がこいつは勘がいいんだと雅斗の背中をたたいた。
ついでに、おどかすんじゃないよと頭もひっぱたいた。
「美智さんごめんね、おどかすような事言って。
じつはコイツ・・イタコの孫なんだよ」