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∮恋蜜度∮官能短編集
第6章 自由蝶シリーズ[女の自慰特集]
「──…っ…」
男の辱しめの言葉にあたしは下唇を噛んで下をうつ向く。目隠しされて視界は真っ暗で何も見えない。
聴覚だけが頼りになったあたしの耳を濡れた何かが這いまわる。あたしはビクリと思わず身を捩った。
「イッたばかりで全身が敏感だろう?」
「……っ…」
「毎回好き好んで残業をやるなと思ったが──…まさかこんなお楽しみを持っていたとは恐れ入ったよ…」
蔑んだ含み笑いが聞こえてくる。恥ずかしさに耳を塞ぎたくなるのに男の声がそれをさせなかった──
「君は今から俺の言う通りに動くんだ…いいな?」
「………」
「返事は?」
「は…い……」
あたしの怯えたような声を聞いて男は耳元で笑い、首筋に息が掛かった。こんな所を見つかってしまい何も逆らえない。そう思うあたしはなす術もなく男に手を引かれるまま椅子から腰を上げた。
無言で何処かへ誘導される。何も見えないお陰で怖々と探りながら歩くあたしの腰を男は急に抱き上げた。
「どうだ?専務のデスクの座り心地は?」
「──……!?」
「そこにしゃがんでみろ」
言われたまま、あたしは腰掛けるように座らされた足をゆっくりと動かして、専務のデスクだと言われた場所でしゃがみ込む。
そんなあたしの前で椅子に腰掛ける音が聞こえてきた。
男の辱しめの言葉にあたしは下唇を噛んで下をうつ向く。目隠しされて視界は真っ暗で何も見えない。
聴覚だけが頼りになったあたしの耳を濡れた何かが這いまわる。あたしはビクリと思わず身を捩った。
「イッたばかりで全身が敏感だろう?」
「……っ…」
「毎回好き好んで残業をやるなと思ったが──…まさかこんなお楽しみを持っていたとは恐れ入ったよ…」
蔑んだ含み笑いが聞こえてくる。恥ずかしさに耳を塞ぎたくなるのに男の声がそれをさせなかった──
「君は今から俺の言う通りに動くんだ…いいな?」
「………」
「返事は?」
「は…い……」
あたしの怯えたような声を聞いて男は耳元で笑い、首筋に息が掛かった。こんな所を見つかってしまい何も逆らえない。そう思うあたしはなす術もなく男に手を引かれるまま椅子から腰を上げた。
無言で何処かへ誘導される。何も見えないお陰で怖々と探りながら歩くあたしの腰を男は急に抱き上げた。
「どうだ?専務のデスクの座り心地は?」
「──……!?」
「そこにしゃがんでみろ」
言われたまま、あたしは腰掛けるように座らされた足をゆっくりと動かして、専務のデスクだと言われた場所でしゃがみ込む。
そんなあたしの前で椅子に腰掛ける音が聞こえてきた。