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ヒ ミ ツ に し よ う ね ?
第2章 綾瀬ゆら
それからゆらは
カフェのテーブルについたまま
勉強を始めた。
ペンケースとノートを猫さんに見せると
「もちろん。ごゆっくり」
微笑んでくれたのだ。
でも。
いつの間にか。
うとうと。
そう言えば
あんまり
寝てないんだった。
お腹もいっぱいになって……。
気持ちいいソファで……。
猫さんが
格好良くて……。
それで……
とろん……。
それからどれくらい経ったのか。
気が付くと。
BGMが止んで。
灯りも薄暗く消えていて。
あれ?
私眠っちゃった?
そうして
ソファに沈んだ躰を
起こすと
「すぅすぅ」
上品な
毛並みの
猫が
ゆらの
お膝の上
丸くなって……
眠っていた。
うそっ!
ゆらは
驚いたけど。
膝の上
寝息を立てている彼を
起こしたくなくて。
さらりさらり。
彼の柔らかい髪を
おそるおそる
撫でた。
猫は
気持ちよさそうに
すりすり
ゆらの太股に甘えた。
きゅっ
またゆらの心が
締め付けられる。
そして。
なんて綺麗なシルエットだろう。
ゆらは
猫の
しなやかな腕や
長い脚
白い肌に
美術品めいた美しさを
見出していた。
気が付くと
ゆらは
ねこの唇に
そっと
キスを
施していた。
カフェのテーブルについたまま
勉強を始めた。
ペンケースとノートを猫さんに見せると
「もちろん。ごゆっくり」
微笑んでくれたのだ。
でも。
いつの間にか。
うとうと。
そう言えば
あんまり
寝てないんだった。
お腹もいっぱいになって……。
気持ちいいソファで……。
猫さんが
格好良くて……。
それで……
とろん……。
それからどれくらい経ったのか。
気が付くと。
BGMが止んで。
灯りも薄暗く消えていて。
あれ?
私眠っちゃった?
そうして
ソファに沈んだ躰を
起こすと
「すぅすぅ」
上品な
毛並みの
猫が
ゆらの
お膝の上
丸くなって……
眠っていた。
うそっ!
ゆらは
驚いたけど。
膝の上
寝息を立てている彼を
起こしたくなくて。
さらりさらり。
彼の柔らかい髪を
おそるおそる
撫でた。
猫は
気持ちよさそうに
すりすり
ゆらの太股に甘えた。
きゅっ
またゆらの心が
締め付けられる。
そして。
なんて綺麗なシルエットだろう。
ゆらは
猫の
しなやかな腕や
長い脚
白い肌に
美術品めいた美しさを
見出していた。
気が付くと
ゆらは
ねこの唇に
そっと
キスを
施していた。