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ヒ ミ ツ に し よ う ね ?
第2章 綾瀬ゆら

祖母をたずねると



彼女は



大好きな紅茶のお店



開いていた。



お手伝いをしながら



一から猛勉強。



いつしか



一人で



お菓子も



焼けるようになった。



けど



あの人の



手がかりだけ



つかめない。


まさか


もう二度


逢えない?



猫は祖母にきいた。



「ねぇグランメ?恋はいつか叶うもの?」

「想い続けていればいつか届くものだよ」



猫は


その言葉を胸に



希望を抱く。



いつか彼女に



ボクの淹れた紅茶を飲んでほしい。



きっと今



彼女は夢を失って



絶望に


うちひしがれているだろう。



かつてのボクのように。



そして


彼女に生きる勇気


貰ったボクは


彼女にもう一度逢えるよう



笑って



毎日を過ごそう。



そして伝えよう



キミに



どうしてもまた



逢いたかったと。




猫が一人でお店に立つようになった頃



祖母は



お星様になった。



カフェを託された猫。



今日はそのオープン日。



一番最初の


お客様は……。



「…………ッ」



きっとおばあちゃんが



彼女を



真っ先に



招待してくれたのだと思った。



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