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ヒ ミ ツ に し よ う ね ?
第1章 瀬ノ尾まりあ
「瀬ノ尾さん!勘弁してくれ!いや、申し訳ないがそういう相談には乗れません!」
「どうして?聖なる夜は性なる夜だから思い切ったのに?」
「そういう冗談を飛ばせるようになったのは嬉しいですが!でも!」
「あれ?先生ってまさか……はじめて?」
「違うわ!」
「そっか、なら安心」
「なんで!」
「だって……ぜんぶ任せられるから……」
まりあは立ち上がり
デスク越しに座る勇気の唇に
躰を傾けた。
ファーストキス。
ようやくプレゼント出来た。
「ば、ばか!瀬ノ尾!こんなこと……」
「こんなことなんて。私にとっての初めてなのに……」
「こういうのは好きな人とするもんだ!」
「私、先生のこと好きだもん」
「……は?」
きょとんとする顔、可愛い。
まりあは思ったけど
気づかれてなかったことにも驚いていた。
「今まで分からなかったの?」
「生徒をそんな風に見たことはないです!」
「じゃあ今から見てね?」
「だ、だめだ!」
「そんな……」
しゅんとした顔を見せると
勇気はまたおろおろしてまりあを見た。
「そんな、泣きそうになるなよ」
「だって……」
まりあの潤んだ瞳。
勇気はそれで
途端に男の顔付きをした。
「キスだけじゃ止まらなくなるから、だめなんだ」
そう言って
彼はまりあを
見つめ続けた。
「どうして?聖なる夜は性なる夜だから思い切ったのに?」
「そういう冗談を飛ばせるようになったのは嬉しいですが!でも!」
「あれ?先生ってまさか……はじめて?」
「違うわ!」
「そっか、なら安心」
「なんで!」
「だって……ぜんぶ任せられるから……」
まりあは立ち上がり
デスク越しに座る勇気の唇に
躰を傾けた。
ファーストキス。
ようやくプレゼント出来た。
「ば、ばか!瀬ノ尾!こんなこと……」
「こんなことなんて。私にとっての初めてなのに……」
「こういうのは好きな人とするもんだ!」
「私、先生のこと好きだもん」
「……は?」
きょとんとする顔、可愛い。
まりあは思ったけど
気づかれてなかったことにも驚いていた。
「今まで分からなかったの?」
「生徒をそんな風に見たことはないです!」
「じゃあ今から見てね?」
「だ、だめだ!」
「そんな……」
しゅんとした顔を見せると
勇気はまたおろおろしてまりあを見た。
「そんな、泣きそうになるなよ」
「だって……」
まりあの潤んだ瞳。
勇気はそれで
途端に男の顔付きをした。
「キスだけじゃ止まらなくなるから、だめなんだ」
そう言って
彼はまりあを
見つめ続けた。