この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
FUJITAYA
第1章 マフラーのプレゼント


 そのセフレでよかったらを聞いていないフリをして、私はその日に成本さんに抱かれた。

 ここちゃんという婚約者がいてるからと言って、いつかは私に振り向いてくれる、だって親が無理やりに決めた婚約だからと、良い様に解釈して。
 セフレなんかがしないようなお弁当を作ったり、掃除したり、とにかく成本さんと関われる時間を増やせるように頑張った。

 成本さんの都合の良い女になろうとも。ひどく壊れるような成本さんの抱き方にも、きっと私だけと思って。



 私はもともと色んなことを我慢できるような人間ではなかった。

 だから、成本さんと過ごす、ごくわずかな時間、それもだんだんと疲れてしまっていた。

 それでも成本さんに軽く依存してしまった私はそこから抜け出せず、少し肌寒くなった時に、成本さんのクリスマスプレゼントはマフラーがいいかな、なんて考えた。編み物もできるような女はすごいかも、なんて思った時に、会社の近くの毛糸屋さんに行った。
 それがFUJITAYAだった。



 
/57ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ