この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
FUJITAYA
第5章 送りたい相手

 家に帰った私は、要さんと大島さんのことで頭がいっぱいになっていた。

 今なら戻れると思っていたけど、実際こんなに気になるなんて……
 自分が嫉妬とか…やきもちを焼くとか…まだまだ大人にはなれないんだろうなと思いながら、

 やっぱり、要さんのことが好きなんだ


 大島さんがいたから、確信を持てるようになった…けど、本当は気付きたくなかった。

 まだまだ臆病な自分がいて、要さんと大島さんのことを聞くのが怖い。

 どうするかは寝てから考えよう、と考えるのをやめて布団の中に潜った。胸がまだ少しざわざわしていて、苦しくてほんのちょっと涙が出た。



 数日過ぎても、私はFUJITAYAに行けずじまいで、要さんは要さんで自分はエスパーだと言っていたのにもかかわらず、私の様子には何も気付かないようで…

 自分にも要さんにも苛立っていた。でも、これは私の問題で、要さんが関わっている以上、乗り越えないといけないのは自分だと言い聞かせ、FUJITAYAの道にちょっと入っては、また引き返して、次の日に昨日より進もうと思っても、また引き返す。
 そんなくだらないことをしていた。



/57ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ