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FUJITAYA
第5章 送りたい相手

「鮫島さん!!!」

 そんなある日、今日もFUJITAYAに向かおうか迷いながら会社から出た時に、車道から私を呼ぶ声が聞こえた。
 よく見てみると大島さんで、私の胸はドキッと音を立てた。


「これからお店に向かうの、一緒に乗って行って!」

 大島さんがそう話す隣の運転席に、要さんがいる。でも、まったくこっちを向かず、携帯を触っている。
 いつものように笑いかけることもしてくれなくなった、と落ち込んでいると、気付けば大島さんが出てきて、腕を引っ張られて車に乗せられた。

 以前送ってもらったことのある車とは違うものだったから、こっちがプライベート用だったんだ…と気付き、やっぱり2人の関係なんて聞くまでもなく恋人に決まっていると思った。


「ほんと、要君には感謝してもらわないとね~」

 と、大島さんはすごく楽しそうで、FUJITAYAでこれから何かが始まるんだろうと不安で仕方がなかった。
 横にいる要さんは運転に集中しているのか、何も話さない。

 要さんが私に愛想をつかしたにしても、少しおかしいなと感じ、それが確信に変わったのは、FUJITAYAに着いた時だった。


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