この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
FUJITAYA
第5章 送りたい相手
「え?…俺が?」
声に出して答えることが恥ずかしくて、頷いただけになっても、彼は分かったらしい。
「ね、やきもち?」
「…わざわざ聞くなんて!」
「ごめんっ、めっちゃ嬉しい」
いきなりそう振り返って笑顔を見せる要さんの表情に目を奪われ、気が付いたら今度は私が抱きしめられていた。
さっきよりも強まる彼の匂いが、時々頭や背中をなでる手が、私をもっとドキドキさせる。
抱きしめられていた力が弱まったから、要さんの顔を見たくて顔を上げた。
すぐに要さんと目が合って…思ってたより近くて、思わず目を背けると頬を撫でられてビクッとしてしまった。
小さな声で、私の名を呼ぶ声がするけれど、恥ずかしくて何も反応できない。
ごめん、もう耐えれない…その声が聞こえた時には、顎を持ち上げられ、キスしていた。
声に出して答えることが恥ずかしくて、頷いただけになっても、彼は分かったらしい。
「ね、やきもち?」
「…わざわざ聞くなんて!」
「ごめんっ、めっちゃ嬉しい」
いきなりそう振り返って笑顔を見せる要さんの表情に目を奪われ、気が付いたら今度は私が抱きしめられていた。
さっきよりも強まる彼の匂いが、時々頭や背中をなでる手が、私をもっとドキドキさせる。
抱きしめられていた力が弱まったから、要さんの顔を見たくて顔を上げた。
すぐに要さんと目が合って…思ってたより近くて、思わず目を背けると頬を撫でられてビクッとしてしまった。
小さな声で、私の名を呼ぶ声がするけれど、恥ずかしくて何も反応できない。
ごめん、もう耐えれない…その声が聞こえた時には、顎を持ち上げられ、キスしていた。