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FUJITAYA
第5章 送りたい相手

 私は、成本さんと関係を持った時、ちゃんと付き合うという形を取らなくて、それから先ずっと苦しかった。だからこそ、要さんとはまた同じにはなりたくない。

 けれど、今は離れたくない…もっとしていたい…そんな思いが頭の中で渦巻いていく。

 その思いをくみ取るように、要さんが心地の良いキスをしてくれる。

 このままでは流されてしまうという思いと、あともう少しという思いが重なり、自分では決められないと思い、要さんを見るために目をうっすらと開けてみた。

 まさか、見ているとは思っていなかったのでビックリして、顔を背けてしまった。重なっていた温もりがスーっと通り抜ける感じがして寂しかった。


「…要さん……、私」

 好きだと言いたかった言葉は、封じられてしまった。さっきよりも深く、絡めとられてしまうように重なり、息も苦しくなる…。

 要さんは…私のこと、好いてくれてますか…?

 確かめたいことはなかなか聞けなくて、私は知らないうちに意識を落としていった。


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