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FUJITAYA
第2章 アラン模様の意味

 私から声をかけない限り、成本さんは私と話さない。

 最初はそのことに寂しさを感じていたが、今はいかに仕事を早く終わらせるかだけを考えていた。今日はFUJITAYAに行かなければならない。1週間の編み物で培われた集中力で仕事をこなしていく。



「お先に失礼します。」

「鮫島~、ちょっと待って」

 成本さんに声をかけられて、驚いた。足を止めて成本さんを見るが、きっと私は間抜けな顔しているにちがいない。嬉しい気持ちと早く行かせてほしい気持ちが混じり合って、成本さんが来るのを待った。


「今日、どこかに行くのか?」

「…なぜですか?」

「……少しだけ話せないか?」



 女の勘は鋭い。せっかくFUJITAYAに行くために、あなたにマフラーをあげるために、仕事を早く切り上げたのに…。そう思いながら、成本さんの後をに続いて、部屋を出た。


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