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私、アイドルになって、松○潤の恋人になりたい!
第2章 オーディション
あれから、もうかれこれ1か月は経つというのに、流花の生活には何の変化も起こらなかった。いつもと同じ日常、退屈な日々を送っている。
そしていつもと同じように高校から家に帰ってみると、郵便ポストに流花宛ての手紙が届いていた。
――貴女はmilkyの最終オーディションに合格しました。下記の日時に最終オーディションを受けにおいで下さい――
え? 何の話? milkyといえば、今、日本で一番人気のある女性アイドルグル―プだけれど。そして毎年3月にメンバーのうち誰かが卒業して、オーディションで選ばれた新人が新メンバーとして加入することは、日本中の人が知っているけれど。
あ! ひょっとして魔法使いのおばあさんが言っていた「招待状」って、このことかしら? 流花は勇気を出してオーディションを受けに行くことにした。
結果は、見事、合格!
あっという間に芸能界デビューが決まった。それも日本で一番人気のあるアイドルグル―プmilkyのメンバーとして。