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海に散る桜
第1章 海に散る桜
 その夜、竹田と橋本は三角兵舎から少し離れた森の中にいた。地面に並んで寝転んで、木々の隙間から星空を見上げる。すでに就寝時刻を過ぎていたが、兵舎を抜け出しても誰も何も言わなかった。

「綺麗な星だなあ。最後の夜がいい夜でよかったよ」

 灯りのない森の中からは、降るような満天の星々が見えた。この世で最後の夜はどこまでも美しく、そして哀しい。隣に寝転んだ橋本も、珍しく神妙な顔で空を見上げていた。
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