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堕天使 1st gig.
第9章 少年

ようやく、頭が身体について来て俺は今の状況を判断しようと考えながらそいつを見た。
俺にナイフを向けて襲って来たのは高校生くらいのガキだった。まだ少年のそいつは頭に銃を突き付けられているというのに俺に敵意を剥き出して苦痛の顔でまだ俺に抵抗しようともがいていた。
俺の頬が少し熱い感覚に俺は気が付いた。さすがに油断していたからナイフで少し切られたようだ。
俺に押さえ込まれながらまだジタバタしやがるガキに俺は
『何者だと聞いている。さっさと答えなければ頭を吹き飛ばす。』
そう言って銃の撃鉄を起こしていた。ガキの動きが一瞬止まり、ガキは俺に
『佐川 真広、お前が殺した佐川 大希の弟だ。』
と答えて来た。
佐川…、誰だそれ?
俺は悪い頭で考える。考えながらガキに向かって
『そんな奴は覚えがない。どんな理由だろうと軍人に向かって武器を所持して攻撃すればテロと断定されて射殺されても文句が言えない事はお前はわかっているよな?』
と俺はガキに確認していた。それは未成年であっても関係ない。テロと判断すれば射殺許可が自動的に軍人には降りている。少年は歯を食いしばり自分が射殺される事を受け入れたように目を閉じた。
俺は少年を完全に動けないように少年の腕を更に捻り上げながらもう一度、壁に押し付けて、一度拳銃をホルスターに閉まってから携帯端末で宗司に連絡をしていた。
宗司はすぐに携帯に出て
『何かありましたか?』
と聞いて来る。俺は宗司に
『うちの駐車場だ。すぐに来い。』
とだけ言っていた。宗司の家は俺の家から5分のところだからすぐに来るはずだ。宗司が来るまでに少しでも情報を引き出そうと俺は少年に
『俺に殺されたって、お前の兄貴は何をしたんだ?』
と聞いていた。少年はただ歯を食いしばり俺を睨んでいるだけだった。
『ただでさえ俺は機嫌が悪いってのに、よりにも寄ってそんな時に攻撃するとはな。』
俺は少年にそう言っていた。すぐに宗司が俺が居るところへやって来た。俺が取り押さえているガキ、俺の顔の傷、足元のナイフを宗司は冷静に確認してから
『24時間で2件のテロ遭遇ですか?』
とニヤニヤと笑っていた。
俺にナイフを向けて襲って来たのは高校生くらいのガキだった。まだ少年のそいつは頭に銃を突き付けられているというのに俺に敵意を剥き出して苦痛の顔でまだ俺に抵抗しようともがいていた。
俺の頬が少し熱い感覚に俺は気が付いた。さすがに油断していたからナイフで少し切られたようだ。
俺に押さえ込まれながらまだジタバタしやがるガキに俺は
『何者だと聞いている。さっさと答えなければ頭を吹き飛ばす。』
そう言って銃の撃鉄を起こしていた。ガキの動きが一瞬止まり、ガキは俺に
『佐川 真広、お前が殺した佐川 大希の弟だ。』
と答えて来た。
佐川…、誰だそれ?
俺は悪い頭で考える。考えながらガキに向かって
『そんな奴は覚えがない。どんな理由だろうと軍人に向かって武器を所持して攻撃すればテロと断定されて射殺されても文句が言えない事はお前はわかっているよな?』
と俺はガキに確認していた。それは未成年であっても関係ない。テロと判断すれば射殺許可が自動的に軍人には降りている。少年は歯を食いしばり自分が射殺される事を受け入れたように目を閉じた。
俺は少年を完全に動けないように少年の腕を更に捻り上げながらもう一度、壁に押し付けて、一度拳銃をホルスターに閉まってから携帯端末で宗司に連絡をしていた。
宗司はすぐに携帯に出て
『何かありましたか?』
と聞いて来る。俺は宗司に
『うちの駐車場だ。すぐに来い。』
とだけ言っていた。宗司の家は俺の家から5分のところだからすぐに来るはずだ。宗司が来るまでに少しでも情報を引き出そうと俺は少年に
『俺に殺されたって、お前の兄貴は何をしたんだ?』
と聞いていた。少年はただ歯を食いしばり俺を睨んでいるだけだった。
『ただでさえ俺は機嫌が悪いってのに、よりにも寄ってそんな時に攻撃するとはな。』
俺は少年にそう言っていた。すぐに宗司が俺が居るところへやって来た。俺が取り押さえているガキ、俺の顔の傷、足元のナイフを宗司は冷静に確認してから
『24時間で2件のテロ遭遇ですか?』
とニヤニヤと笑っていた。

