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堕天使 1st gig.
第10章 実験
俺は適当に

『たまには女と2人で居たい時もあんだよ。』

と言っていた。雄太は

『いつもリナちゃんにベッタリの隊長がこれ以上まだベッタリっすか!?』

とか言いやがる。

『そんなにベッタリじゃねぇよ。』

『いや…、リナちゃんにだけは異常にベッタリっす。』

そう他人から言われて初めて俺はそう見られているのかと凹んでいた。凹んだ俺に小雪までもが

『まさか自分では亭主関白だとか思ってたの?』

と俺に追い討ちをかけていた。要するに、俺がリナにベタ惚れで俺はリナの尻に敷かれていると誰が見てもわかるらしい…。

宗司はただいつもの涼し気な顔で

『無関心、無頓着な隊長殿よりも何かとその方がいいんですよ。』

とか言っていた。何が何かといいのか、わからない俺はただ凹むだけだった。凹んでいた俺のところに

『ちょっと…、いいか?』

と珍しく五十嵐が俺を呼びに来た。食堂じゃ、俺をストーカーしているのかと思うくらい俺を待ち構えている五十嵐だが、2課に直接来る事はほとんどない。

直接来る時は、俺がやらかして上官に俺の代わりに五十嵐が頭を下げる時か、よほどの情報の時のどちらかだ。

今回は俺はまだ怒られる覚えがない…、ならば、よほどの情報かと俺は判断していた。情報には面倒な機密保持レベルというものが存在する。

機密保持レベルを有した者にしか話せない情報などは、こうしてわざわざ五十嵐は個人的に呼びに来る。情報部の五十嵐に比べれば俺の機密保持レベルなんぞカスみたいなもんだが一応指揮官である以上、2課では機密保持レベルのトップの保持者は俺だった。

小雪と雄太は

『隊長…、またなんかやらかしたの?』

とか言って来るが俺はとりあえず五十嵐に

『会議室でいいか?』

と聞いていた。対テロの会議室は3つあり、中隊用、小隊用、分隊用の大きさに合わせた会議室だ。ちなみに小隊用の会議が必要な時は俺は2課の部屋で適当に済ませてしまうタイプの人間だから未だに使った事がない。

そもそも会議室を使うのにいちいち使用許可を求める軍のやり方が面倒だ。
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