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堕天使 1st gig.
第10章 実験
今回はその使用許可を出す立場が五十嵐だから俺は分隊用の小さな会議室の使用を言っていた。五十嵐は
『行くぞ…。』
と既に会議室の鍵を持っていると俺に見せていた。だが、いくら機密保持レベルがある話しにしても五十嵐が副官すら連れていないのが俺は気になっていた。
五十嵐の副官なら、俺と同じ機密レベル保持者のはずだから普通なら俺の宗司は無理でも五十嵐の副官は同行していてもおかしくない。
なんなんだ…?
そうやって限られた情報の中で嫌な感じがすると俺の背筋がゾクゾクとして、勝手に身体が警戒する癖がついている俺に五十嵐は
『一応、情報部のトップシークレットだが、個人情報があるから先にお前さんに確認したいんだ。』
と会議室の扉の鍵を開けながら言っていた。
随分と勿体つけた情報だ…、しかも個人情報で何故俺に確認が必要なんだ?
と考える俺は8人掛けのソファーに座っていた。会議室とはなっているがこの部屋は一応来客用の応接も兼ねている。
本来なら俺が五十嵐の為にコーヒーかお茶を入れてやるくらいの事をする必要があるのだが、俺がそういう事は全て宗司任せなのを知っている五十嵐は人払いして俺と2人だけである以上、それを望む事はない。
ただ、俺の対面のソファーに座った五十嵐は
『お前さん、坂下 翔って人物とは知り合いだな?まだ付き合いはあるのか?』
とただでさえ厳つい顔を更に厳つくして聞いて来た。
翔…、だと…!?
五十嵐の聞き方よりも俺はその名前が五十嵐から出たというだけでかなり動揺していた。
『翔がなんなんだ!?』
と俺はパニック気味に五十嵐に聞いていた。五十嵐は
『だから…、今も付き合いはどうなんだ?』
とまだ質問を繰り返していた。俺は少ない情報にイライラとしながら
『まだも何も…、翔なら、まだム所に入ったままだろ?それより、何故軍が翔を調べてんだ!?』
と五十嵐に噛み付くように聞いていた。五十嵐は
『その様子なら、機密を話しても大丈夫そうだな。』
と少し落ち着いた顔になり、立ち上がって会議室に備え付けてあるコーヒーメーカーから自分の分と俺の分のコーヒーを入れていた。
『行くぞ…。』
と既に会議室の鍵を持っていると俺に見せていた。だが、いくら機密保持レベルがある話しにしても五十嵐が副官すら連れていないのが俺は気になっていた。
五十嵐の副官なら、俺と同じ機密レベル保持者のはずだから普通なら俺の宗司は無理でも五十嵐の副官は同行していてもおかしくない。
なんなんだ…?
そうやって限られた情報の中で嫌な感じがすると俺の背筋がゾクゾクとして、勝手に身体が警戒する癖がついている俺に五十嵐は
『一応、情報部のトップシークレットだが、個人情報があるから先にお前さんに確認したいんだ。』
と会議室の扉の鍵を開けながら言っていた。
随分と勿体つけた情報だ…、しかも個人情報で何故俺に確認が必要なんだ?
と考える俺は8人掛けのソファーに座っていた。会議室とはなっているがこの部屋は一応来客用の応接も兼ねている。
本来なら俺が五十嵐の為にコーヒーかお茶を入れてやるくらいの事をする必要があるのだが、俺がそういう事は全て宗司任せなのを知っている五十嵐は人払いして俺と2人だけである以上、それを望む事はない。
ただ、俺の対面のソファーに座った五十嵐は
『お前さん、坂下 翔って人物とは知り合いだな?まだ付き合いはあるのか?』
とただでさえ厳つい顔を更に厳つくして聞いて来た。
翔…、だと…!?
五十嵐の聞き方よりも俺はその名前が五十嵐から出たというだけでかなり動揺していた。
『翔がなんなんだ!?』
と俺はパニック気味に五十嵐に聞いていた。五十嵐は
『だから…、今も付き合いはどうなんだ?』
とまだ質問を繰り返していた。俺は少ない情報にイライラとしながら
『まだも何も…、翔なら、まだム所に入ったままだろ?それより、何故軍が翔を調べてんだ!?』
と五十嵐に噛み付くように聞いていた。五十嵐は
『その様子なら、機密を話しても大丈夫そうだな。』
と少し落ち着いた顔になり、立ち上がって会議室に備え付けてあるコーヒーメーカーから自分の分と俺の分のコーヒーを入れていた。