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堕天使 1st gig.
第13章 5日テロ
後は俺はひたすらリナに
『だから、そういうイベントを俺に期待すんなっていつも言ってんだろが?』
と言ってリナに説得を試みるがリナは
『有り得ない!』
と聞く耳を持たず叫び続け、五十嵐と涼宮がアタフタする俺にひたすら笑いを堪えてやがった。結局、ドタバタの忘年会…、俺が隊員やリナに唯一してやれるイベントが終わり、支払いを五十嵐と半分ずつしてから俺はリナを連れて帰っていた。
帰って、風呂上がりのリナはまだ不機嫌なままだった。だから俺はリナに
『だから、俺はお前を愛してるだけの男だ。』
と言ってやる。今度はリナがため息をつき
『休暇は明日までだよね?だったら早くお風呂済ませて来てよ。』
と俺の頬にキスしていた。俺はリナに何もしてやれない。ただリナを愛して、リナが笑っていられる未来を守りたいだけの男だった。
だから俺はリナを抱いて眠っていた。リナがそれだけでご機嫌で居られるなら俺はそれだけで良かった。
そんな年末が終わり、年が明け、俺はそろそろ訓練兵の評価をまとめる時期が来ていた。訓練兵の上位3名には自分が志願する隊へと優先的配置をしてやれる。
ダントツにトップの大地には欲しいと言って来る隊がいくつかあったが大地の希望は対テロ部隊の2課になっていた。俺は宗司に
『大地の配属願いを処理してやれ。』
と指示を出す。後は市兵ばかりを希望する連中だったから軍の上層部に人事を任せる決定をした。誰だって安全な市兵を希望する。
だが、軍としてはそれを簡単に認める事は出来ない。だから、大地のようにダントツの成績でない限り、国連軍の海外派兵で実戦の経験をまずは積ませる事になる。
だから俺は訓練兵に残りの2ヵ月はひたすら走らせる。生きて帰って来たいならどんな状況でも走って逃げ切れるだけの体力を付けさせる。
それを不服だと訓練をサボった奴は戦場で命を失くすだけだと俺は割り切っていた。
そんな状況の中、世間でいう正月は終わり、俺達は相変わらずの生活をしていた。
いつものように朝の報告を宗司が俺にする時、宗司が
『珍しい地域で自爆されました。』
と言って来た。
『だから、そういうイベントを俺に期待すんなっていつも言ってんだろが?』
と言ってリナに説得を試みるがリナは
『有り得ない!』
と聞く耳を持たず叫び続け、五十嵐と涼宮がアタフタする俺にひたすら笑いを堪えてやがった。結局、ドタバタの忘年会…、俺が隊員やリナに唯一してやれるイベントが終わり、支払いを五十嵐と半分ずつしてから俺はリナを連れて帰っていた。
帰って、風呂上がりのリナはまだ不機嫌なままだった。だから俺はリナに
『だから、俺はお前を愛してるだけの男だ。』
と言ってやる。今度はリナがため息をつき
『休暇は明日までだよね?だったら早くお風呂済ませて来てよ。』
と俺の頬にキスしていた。俺はリナに何もしてやれない。ただリナを愛して、リナが笑っていられる未来を守りたいだけの男だった。
だから俺はリナを抱いて眠っていた。リナがそれだけでご機嫌で居られるなら俺はそれだけで良かった。
そんな年末が終わり、年が明け、俺はそろそろ訓練兵の評価をまとめる時期が来ていた。訓練兵の上位3名には自分が志願する隊へと優先的配置をしてやれる。
ダントツにトップの大地には欲しいと言って来る隊がいくつかあったが大地の希望は対テロ部隊の2課になっていた。俺は宗司に
『大地の配属願いを処理してやれ。』
と指示を出す。後は市兵ばかりを希望する連中だったから軍の上層部に人事を任せる決定をした。誰だって安全な市兵を希望する。
だが、軍としてはそれを簡単に認める事は出来ない。だから、大地のようにダントツの成績でない限り、国連軍の海外派兵で実戦の経験をまずは積ませる事になる。
だから俺は訓練兵に残りの2ヵ月はひたすら走らせる。生きて帰って来たいならどんな状況でも走って逃げ切れるだけの体力を付けさせる。
それを不服だと訓練をサボった奴は戦場で命を失くすだけだと俺は割り切っていた。
そんな状況の中、世間でいう正月は終わり、俺達は相変わらずの生活をしていた。
いつものように朝の報告を宗司が俺にする時、宗司が
『珍しい地域で自爆されました。』
と言って来た。