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堕天使 1st gig.
第13章 5日テロ
分隊は一応8人編成だ。αは後2人、通信担当と補給担当のバックアップが存在する。上田と近松だ。通信兵の上田は
『新しい部隊って、いつまでですか?』
と不安そうな顔で聞いて来る。同じ補給の近松も
『新しい部隊の任務内容は?』
と上田と同じように聞いて来る。後方支援の兵はどうでもいい俺は
『いやなら、今のうちに他の部隊に配属願いを出せばいいんだぞ。』
と言ってやる。雄太は呑気に小雪に
『無職になったから小雪ちゃんが養って。』
とふざけて、小雪は
『ヒモはお断りよ。』
と雄太と同じようにふざけていた。何故か涼宮が
『すみません。』
と頭を下げ、五十嵐が新しい部隊設立の司令書を持って来た。
一応、新しい部隊は対テロの予備部隊としての扱いになっており、俺達はとにかく対テロの指揮下に居る事だけは確認が出来た。五十嵐が
『うちの本部は使えないが、隣の建物の1階の部屋を借りたから、そこに早く引っ越さんと明日からお前さんらが出勤する場所が無くなるぞ。』
と言うから俺は慌てて備品貸し出しの書類を作成して五十嵐に渡していた。机、パソコン、電話にテレビ、銃の保管庫や、通信機器、任務に必要な備品を持ち出す許可を取らなければ明日から何もない部屋に出勤する羽目になる。
とにかく、備品貸し出しの許可が出た俺達は2課の本部の隣の建物に引越しする羽目になっていた。
夜に家に帰るとリナが
『最近、遅いね。』
と不安そうに俺に言う。まさか2課を首になったとは言えない俺は
『新しい任務でしばらく忙しいんだ。』
と不安がるリナを抱えてリナの頭を撫でていた。
さっさと事件を終わらせないとヤバいな…
そう思う俺を鼻で笑うようにまたしても部隊設立当日に今度は四国で新しい自爆が発生した。テレビじゃ
『今度は北海道か中国地方か?』
と根拠のない予測を立てていた。新しい部隊には警察本庁から明らかにキャリアとわかる奴が2人、所轄側からは現場の叩き上げっぽい年配の男が2人俺の指揮下に配属されて来た。
まずキャリアは
『本庁特別捜査班、槇原巡査部長と尾ノ上巡査部長であります。』
とあくまでも自分達は警察本庁のエリートで軍人ではないと主張していた。
『新しい部隊って、いつまでですか?』
と不安そうな顔で聞いて来る。同じ補給の近松も
『新しい部隊の任務内容は?』
と上田と同じように聞いて来る。後方支援の兵はどうでもいい俺は
『いやなら、今のうちに他の部隊に配属願いを出せばいいんだぞ。』
と言ってやる。雄太は呑気に小雪に
『無職になったから小雪ちゃんが養って。』
とふざけて、小雪は
『ヒモはお断りよ。』
と雄太と同じようにふざけていた。何故か涼宮が
『すみません。』
と頭を下げ、五十嵐が新しい部隊設立の司令書を持って来た。
一応、新しい部隊は対テロの予備部隊としての扱いになっており、俺達はとにかく対テロの指揮下に居る事だけは確認が出来た。五十嵐が
『うちの本部は使えないが、隣の建物の1階の部屋を借りたから、そこに早く引っ越さんと明日からお前さんらが出勤する場所が無くなるぞ。』
と言うから俺は慌てて備品貸し出しの書類を作成して五十嵐に渡していた。机、パソコン、電話にテレビ、銃の保管庫や、通信機器、任務に必要な備品を持ち出す許可を取らなければ明日から何もない部屋に出勤する羽目になる。
とにかく、備品貸し出しの許可が出た俺達は2課の本部の隣の建物に引越しする羽目になっていた。
夜に家に帰るとリナが
『最近、遅いね。』
と不安そうに俺に言う。まさか2課を首になったとは言えない俺は
『新しい任務でしばらく忙しいんだ。』
と不安がるリナを抱えてリナの頭を撫でていた。
さっさと事件を終わらせないとヤバいな…
そう思う俺を鼻で笑うようにまたしても部隊設立当日に今度は四国で新しい自爆が発生した。テレビじゃ
『今度は北海道か中国地方か?』
と根拠のない予測を立てていた。新しい部隊には警察本庁から明らかにキャリアとわかる奴が2人、所轄側からは現場の叩き上げっぽい年配の男が2人俺の指揮下に配属されて来た。
まずキャリアは
『本庁特別捜査班、槇原巡査部長と尾ノ上巡査部長であります。』
とあくまでも自分達は警察本庁のエリートで軍人ではないと主張していた。