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堕天使 1st gig.
第14章 解決
現場に着くなり、仮設された本部で俺は
『状況報告を頼む。』
と言っていた。迷った顔の所轄の後ろから俺が知っている顔が現れて
『中央を首になった隊長が何故、地方の仕事を止めてんだ?』
と聞いて来た。地方対テロ隊長の松原だ。俺よりも遥かに歳上だが、俺が居た対テロは中央だから俺の方が階級は上の扱いだ。
いや…、だったと言うべきか?今は俺は対テロを首になっている。松原は俺の休暇の代行を何度かやっているから俺達とは顔馴染みだ。俺は
『この自爆犯、5日テロだろ?』
と言ってみた。松原は
『5日テロ専門を中央が立ち上げた噂は聞いてたが、またお前が隊長か!?』
と驚愕していた。俺は
『何故かそうなった。だから、松原さんが協力してくれんなら悪いようにはしないよ。』
と答えていた。松原は少し考えてから
『だが、まだテロとは断定していないから、ここはまだ所轄の管轄だぞ。』
と言って来る。俺が俺について来ていた大塚に
『うちの管轄だと、お仲間に説明して貰えるか?』
と言うと大塚は敬礼の真似をして
『ご命令とあらば。』
と所轄に管轄の話しをする為に所轄のトップを探しに行っていた。俺は松原に
『とにかく現状が知りたい。』
と言っていた。松原は俺の為に状況報告をしてくれた。
ここは田舎町だから、大学病院は唯一と言える病院だ。その待合室に突然、コート姿の男が現れ、黙ったまま自分の身体に巻き付けた爆発物を晒したのだった。
待合室はパニックになりながらも、周辺にいた人々は全て病院の外へ避難し、警察通報を行うに至った。
その通報から既に2時間経ったが未だ現場は膠着状態を続けており、一応、病院内の入院患者や医師、看護婦などは順に非常口から避難を続けているのが今の状況だった。
松原から状況を聞いた俺は耳に付けた無線に向かって
『鷹、雪、状況は?』
と確認した。ハヤトは既に自爆犯を目視出来る狙撃ポイントに移動している。小雪も今はバディのハヤトと居るはずだ。
『こちら鷹、オールクリア。』
と自爆犯は丸見えだと俺にハヤトが言って来る。続けて小雪も
『ワイヤレスリモートだから移動して周波数の確認を急ぐよ。』
と答えて来た。
『状況報告を頼む。』
と言っていた。迷った顔の所轄の後ろから俺が知っている顔が現れて
『中央を首になった隊長が何故、地方の仕事を止めてんだ?』
と聞いて来た。地方対テロ隊長の松原だ。俺よりも遥かに歳上だが、俺が居た対テロは中央だから俺の方が階級は上の扱いだ。
いや…、だったと言うべきか?今は俺は対テロを首になっている。松原は俺の休暇の代行を何度かやっているから俺達とは顔馴染みだ。俺は
『この自爆犯、5日テロだろ?』
と言ってみた。松原は
『5日テロ専門を中央が立ち上げた噂は聞いてたが、またお前が隊長か!?』
と驚愕していた。俺は
『何故かそうなった。だから、松原さんが協力してくれんなら悪いようにはしないよ。』
と答えていた。松原は少し考えてから
『だが、まだテロとは断定していないから、ここはまだ所轄の管轄だぞ。』
と言って来る。俺が俺について来ていた大塚に
『うちの管轄だと、お仲間に説明して貰えるか?』
と言うと大塚は敬礼の真似をして
『ご命令とあらば。』
と所轄に管轄の話しをする為に所轄のトップを探しに行っていた。俺は松原に
『とにかく現状が知りたい。』
と言っていた。松原は俺の為に状況報告をしてくれた。
ここは田舎町だから、大学病院は唯一と言える病院だ。その待合室に突然、コート姿の男が現れ、黙ったまま自分の身体に巻き付けた爆発物を晒したのだった。
待合室はパニックになりながらも、周辺にいた人々は全て病院の外へ避難し、警察通報を行うに至った。
その通報から既に2時間経ったが未だ現場は膠着状態を続けており、一応、病院内の入院患者や医師、看護婦などは順に非常口から避難を続けているのが今の状況だった。
松原から状況を聞いた俺は耳に付けた無線に向かって
『鷹、雪、状況は?』
と確認した。ハヤトは既に自爆犯を目視出来る狙撃ポイントに移動している。小雪も今はバディのハヤトと居るはずだ。
『こちら鷹、オールクリア。』
と自爆犯は丸見えだと俺にハヤトが言って来る。続けて小雪も
『ワイヤレスリモートだから移動して周波数の確認を急ぐよ。』
と答えて来た。