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堕天使 1st gig.
第14章 解決
自爆犯は極普通の30代のサラリーマン風の男だった。すぐに取り押さえた自爆犯から小雪が爆発物を解除し、俺は無線に向かって

『撤収する。』

と言っていた。本来ならここで地元所轄に自爆犯を引き渡すのだが、そこは特別捜査部隊、自爆犯を連れて引き上げようとした俺に松原が

『お前なら、これ以上の被害を出さないよな?』

と確認して来た。俺は

『その為に俺は中央を首になったからな。』

と笑っていた。まだ笑える状況には程遠い、だが、自爆犯を初めて取り押さえただけでも得られる情報はかなり多くなる。

1時間で再び本部に帰るとまたしても井上が潰れていた。無理矢理に連行した自爆犯も潰れていた。大塚は

『尋問、急ぎます?』

とのんびりと俺に聞いて来る。俺は

『人質には時間がないからな。』

と言っていた。大塚は

『では自分が尋問してもよろしいですか?』

と聞いて来た。俺は捜査や尋問は不得手だ。軍は専門は専門と効率を考えて動くのが当たり前だ。俺は大塚に

『任せる。』

と言ってから小雪には爆発物の解析を急がせていた。俺はずっと黙って俺の後ろに控えていた宗司に

『取り敢えず、交代で飯と休息させておけ。』

と指示を出す。宗司が頷き立ち去ると同時にキャリア警官達が俺の前に立ちはだかっていた。俺はキャリア達に

『交代で休息と俺は言ったはずだ。』

と言ってやるがキャリア達は

『我々が不在中に現場の管轄を移行するとか、我々はチームとしての行動権限があるはずです。』

とか

『今後の捜査権は我々に一任されるべき事件のはずでは?』

と喚き始めていた。

人質よりも自分達のキャリアの方が大切なのか?

そう感じた俺はキレていた。

『お前らうるせぇよ。この部隊はチームではなく軍の部隊だ。お前らは一時的とはいえ兵士なんだよ。つまり俺の持ち駒の1つだ。だから俺の指示だけに従ってりゃいいんだよ。』

とぶっきらぼうに言っていた。キャリアは

『しかし、我々は本庁から…。』

とまだ俺に不満をぶつけて来た。
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