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堕天使 1st gig.
第14章 解決
面倒くせぇ…

完全に俺はブチギレていた。俺に気づいた宗司とハヤトが俺を止めようと駆け寄って来たが俺は

『うるせぇって言ってんだよ!てめぇら何様だ!?てめぇらが居ないからって自爆犯が爆破を待ってくれんのか?人質が殺られない確証がてめぇらにあんのか?これ以上、俺の邪魔すんならてめぇらの頭をテロとして俺がブチ抜くぞ!!』

と叫んでいた。キャリア達は完全に固まっていた。ハヤトはニヤニヤとし、宗司がまたしてもやらかしたとばかりに俺に大袈裟に首を振って嘆くような顔をしていた。

後で警視庁とやらからの苦情は受けて立つつもりだ。だが、今は人質の人命確保が優先の任務だ。だから俺はなりふりなんぞ構ってられる精神状況ではなかった。

宗司がキャリア達に

『貴方方の独断行動もこちらは当然記録として提出します。ですから今後は独断行動を控え、軍の指揮に従って頂きます。』

とあくまでも俺はキャリア警官達の独断行動を叱責したんだとこの状況を誤魔化して、キャリア達を引き下がらせていた。

そこから30分俺はひたすら宗司から

『だから、何度、五十嵐隊長と大佐殿に頭を下げさせれば気が済むんですか!?特別編成部隊だとしても、まだ我々は対テロの指揮下にあるんですよ!それは充分に理解されていますよね!?』

と説教を受け続ける羽目になっていた。俺に言わせりゃ、俺が手を出さなくなっただけでも進歩したと思うのだが、殴らなくてもやっている事は変わらないと宗司はガミガミと俺に説教を続けていた。

俺は宗司には逆らえない。だけど、もし人質がリナだったらとか考えると俺はやはり落ち着かない。ソワソワする俺を察した宗司はため息をつき説教を諦めて

『とにかく、新しく掴める情報で次の被害は出さない方向を決めましょう。』

と言っていた。この事件はテロじゃないと俺は直感で感じていた。だが、もしそれを今言えば軍の立場が微妙になる。

リナを守る為にも解決すべき事件だ。たったそれだけで俺は突き進む自分を押さえる事が出来なかった。
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