この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕天使 1st gig.
第14章 解決
万が一、当野池も父親も事件と関係なかった場合、五十嵐が全ての責任を持つと俺に言っていた。

俺は

『絶対に結果を出してやるよ。』

と会議室から出ていた。世間じゃもう日付けが変わろうとしている時間帯だった。俺は大塚達を連れていつも通りに出動していた。

当野池の情報確認に出ていたキャリア達にも現場で合流するように連絡をした。

現場に居た所轄に状況を確認した。所轄は2階の一部屋だけに灯りが灯ったから当野池の自宅が無人ではないが、中の様子は全くわからないと言って来た。

実際、遠目から見る限り、当野池の2階建ての家は1階の窓は全てシャッターが下りており、2階の角の部屋からしか灯りが確認出来なかった。

俺は大塚に

『悪いが、大塚さんらにはここで所轄と待機して貰う。万が一、あの家から誰かが逃走すればそれは任せるが、爆発物がある可能性を考えて、ここは軍だけで踏み込む。』

と言っていた。大塚は呆れたように

『爆発物があるのに踏み込むつもりですか?』

と聞いて来た。合流したキャリア達も俺の言葉に対して信じられないという顔をしていた。俺は笑いながら

『それが軍人だからな。』

と言っていた。それから小雪に

『万が一の時は頼んだぞ。』

と言っていた。当野池本人にせよ父親にせよ、もし犯人だとして爆発物があれば俺達が踏み込んだ瞬間に爆破されるかもしれない。

小雪は大塚達と安全圏に残し、万が一の時は小雪が軍としてこの現場を指揮する事になる。小雪は

『小雪は指揮なんか無理だよ。』

と嫌な顔で俺に言っていた。俺は小雪の言葉を聞こえないフリして、宗司達に

『ライブ開始だ。』

と言っていた。今回はハヤトも連れて行く。ハヤトだって狙撃手だがレンジャー訓練は済ませている。足音をさせずに当野池の家の玄関前まで俺達は進んでいた。

拳銃を握ったまま、玄関のノブを握って涼宮が音をさせずに鍵をピッキングで外し、ゆっくりと扉を開けていた。

幸いドアロックがかかっていなかった為に俺達は暗闇の当野池の自宅に侵入出来た。手信号で雄太達に1階の捜索をさせて俺は宗司と2階の灯りが付いた部屋に向かっていた。
/469ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ