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堕天使 1st gig.
第15章 温泉
俺はどうせリナには逆らえない。休暇中はリナの好きにしろと言ったのは俺だから、諦めた俺は

『へぇへぇ…。』

と生返事でリナに従うだけだった。

1日中、リナに言われるがままに俺は動き、嫌いな散髪を済ませ、リナが好きな店に行く。リナが見たい映画を見て、リナが買いたい物を買う。

だけど、リナの買い物はやっぱり俺の食い物やビールばかりで尻に敷かれてる俺はリナに至れり尽くせりにされている。

だから俺はリナにベッタリの休暇になり、リナはただ俺に笑っているだけだった。

休暇が明け、俺は無事に2課に戻り、俺の手元には新しい配属命令書が届いていた。

支倉 大地上等兵の配属命令書だ。直に大地は訓練学校を卒業し、そのままうちの小隊に編成される事になる。

俺は暇だからとダレてる雄太やハヤトに向かって

『新人が来るから可愛がってやれよ。』

と言ってやる。雄太が目付きを変えて

『女の子!?』

と聞いて来る。俺は

『うちを希望する奴は野郎に決まってんだろ?』

と言ってやる。雄太は大袈裟に嘆くように

『うちを希望する女の子なら舐めるように可愛がってあげるのに。』

と叫んでいたが、その目は新人でしばらくは退屈しないと期待した目をしていた。

そういう雄太達に鍛えられたら走り続けて来た大地のゴールは見えるようになるのかと俺は笑って雄太を見ていた。

春になり、大地が新人配属の挨拶にやって来た。

『支倉上等兵、本日より着任致します。』

と敬礼して緊張した顔を俺に向ける大地に俺は

『楽にしろ…。まずはしばらくα分隊で見習いをしてからγ分隊に編成になるから、そのつもりで居ろ。』

と言ってやる。大地は一瞬、驚きの顔に変わり、俺に向かって

『αではなく、γですか?』

と聞いて来た。俺は大地に

『お前…、言ってる意味わかってんのか?』

と聞いていた。αに新人が編成される。それはαから退役、もしくは戦死者が出た時だ。今回はγから年齢の限界で市兵に移動する奴が居たから大地がγ編成に選ばれただけだ。
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